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母の昔話4 old story of my mother4 [思い出]

3月3日
お雛様

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母とスーパーに買い物に行き、「あ!お雛様だー。」と気付きました。それらしいものとして桜もちを買って帰りました。夜、桜もちを食べながら、母が言うには「東京の方の桜もちはだいぶ違うんだよねー。」とのこと。甘いものを殆ど食べない私には何のことやらわからず、ネットで調べてみましたが、母の言うとおりでした。桜もちには「長命寺」と「道明寺」というのがあり、東京ではただ桜もちは「長命寺」を指し、「道明寺」の場合はわざわざそういうのだそうです。そういえば関東には、私が桜もちだと思ってる物体を「道明寺」という人がいて不思議に思ってました。京都~北陸ではその逆らしく、その意味でも新潟は京都圏的です。

その後3月4日。車を走らせつつBSNラジオを拝聴していましたら、アナウンサーの石塚かおりさんも、昔、東京で初めて一人暮らしを始めた途端に桜もちカルチャーショックを体験なさったそうです。「貴女の言っているのは道明寺です」と関東人の日の浅いお友達にあからさまに言われたのだそうです。Wikipediaに中央高校卒業の有名人ということで堂々と「石塚かおり」と書いてありましたので彼女はまごうことなく新潟県人です。

その記載を見つけて以来私はWikipediaをあまり信用しなくなりました。記事を書く人によるのでしょうが、ちょっとバランスに欠いた記述ですよね。私は彼女のファンではありますが、たいして多くもない有名人の一人に入れるほどのことはないのにとその時は思いました。

母の実家にお雛様があり、毎年出したり仕舞ったりしているうちに官女様の道具類がどこかに紛れてしまって無くなっていたそうです。だから、笛や鼓を持ってる格好だけの人形があったそうです。家に悪いことがあった年は雛祭りはなく、ですから正確には毎年やっていたわけではないそうです。
男の子には雛祭りではなく、まだ寒い時期に「天神講」というのをやったそうです。

薙刀
テレビ「八重の桜」で薙刀の稽古シーンを見て、「私もやったんだよー!」だそうです。新潟高女(現・中央高校)の体育の時間で、戦時色が強まり始めた頃のようです。
小柄な母の薙刀はあまり迫力なかったでしょうね。

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コメント 9

takenoko

私のふるさとの松江(島根県)は江戸文化なので桜餅は長命寺風ですが、
長命寺とは言いませんでした。皮がもっと薄くてクレープのような感じです。
by takenoko (2013-03-04 06:35) 

モリガメ

新潟とは全然違いますね。

by モリガメ (2013-03-04 06:58) 

macinu

確かに私が普段見ている桜餅とちょっと違う気がします~
by macinu (2013-03-04 10:37) 

yakko

お早うございます。
桜餅、美味しそうですネ〜
by yakko (2013-03-04 10:48) 

モリガメ

ともかく桜もちはこれだ!と、思ってるのは地方によって違うみたいです。私は道明寺系の粒粒感が好きです。

by モリガメ (2013-03-04 11:46) 

katsura

私の田舎の金沢でも、
男の子が生まれたら、白木の木彫りの天神様です。
加賀の前田様は家紋は梅鉢で、菅原道真を先祖と崇めているからだと思っていましたが、新潟もそうですか。
北陸の風習なんでしょうか?
by katsura (2013-03-05 06:35) 

cinnamon-cardamon

長命寺というのは知りませんでした。
地域によっていろいろあるのですね。

by cinnamon-cardamon (2013-03-05 17:50) 

モリガメ

私も長命寺は調べて知りました。桜もちだと思ってるのが、長命寺だったりして!

by モリガメ (2013-03-05 20:25) 

モリガメ

天神講っていうのは、先日母に聞くまで知りませんでした。でも、近くの燕や吉田あたりでは有名みたいです。

by モリガメ (2013-03-05 20:28) 

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