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物々交換 barter [しただ郷]

6月24日

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物々交換とかバーターとか言っちゃうと、何か実利的に聞こえてチョット違う気もします。田舎でやるものの遣り取りってそんなに直接的じゃないし、気持ちの遣り取りでもあるわけです。
畑に行ったら、うちの山に笹団子用の笹採りに来ているグループの方がネギを植えていました。挨拶に行ったらネギ苗をいただきました。笹がネギになったのですが、そんなつもりじゃなくて挨拶なんです。
そうしている最中に別の友だち夫婦が今から笹採りに来るとのこと、「どぞどうぞいっぱいに採ってください!」私は笹団子をつくらなので無用の長物なんです。それより何時も大変お世話になっているし、そういえば先日漢方薬をいただきました。そうだ今いただいたネギ苗はたくさんもらい過ぎて植えきれない。少しもらってもらいましょう。そんな遣り取りが延々と続くわけです。
それが、「里山資本主義」(藻谷浩介著)で言う「マネーを介さない物の流通」になってくるわけね。そこにはベースに付き合いってのがあるわけです。里山の中で価値がグルグル回るので、外にお金も出てゆきません。結果的に田舎じゃあ生活にお金がかからないということになるわけです。
今年は笹を介して新しい付き合いができ、以前からの人とは前にもまして仲良くなれました。
もっと里山式物々交換に長けて、さりげなく遣り取りできて、もっと仲良しになりたいものです。

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makkyi-

私の手元にあるもみ殻燻炭を分けてあげたら 近所のB場さんから収穫した玉ねぎとかぶを戴きました。これも里山資本主義でしょうかね。
by makkyi- (2014-06-25 21:32) 

モリガメ

面白い本なのでお読みください。新潟市の図書館にあります。
by モリガメ (2014-06-25 23:20) 

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