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ピーター Peter

3月14日
強い味方・ピーター

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私の友人にオーストラリア人のピーターさんというカメラマンがいます。
その人の話ではなく、除雪車の種類です。

以前このブログでロータリー式の除雪車(以下、ピーター)を取り上げました。するとその記事にいただいたコメントに不思議なのがありました。コメントをよせて下さった方のお母様の実家では「除雪車をピーターと言っている。」とのことです。でも、それは家族内での愛称なんだろうとおもっていました。雪国で除雪車は心強い冬の味方です。特にピーターはありがたいのです。だから、そのご家族で愛を込めてピーターと呼んでいるのかと思いました。太郎とか花子みたいな感じでね。ついでに言うと、オーストラリアのピーターさんもとても親しみやすい方です。

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ロータリー式はブルドーザー式と比べると、強力だしきれいに雪を除けてくれます。ピーターの除雪した跡はスッパっときれいな垂直な雪の壁です。(右下)
ブルドーザー式の困るのは押し除けてきた雪の塊が、家の入口の前にドッサリと残されるのです。(左下)これは、固くて重くて手で除けるのに苦労させられるのです。
だからピーターは頼りになるありがたくも愛すべき奴なんです。
今日はピーターが除雪した後を若者がジョギングして来ました。「頑張れー!」って声かけたら、ニコニコして爽やかな子で嬉しくなりました。

上越ではピーターと呼ばれている!

今日久しぶりにピーターが家の前の道を除雪してくれました。ピーターはブルドーザー式に比べて台数が少ないみたいで、ピーターはブルドーザー式に対し7〜8回に1回くらいしか回ってきません。
嬉しくなって、「除雪車 ピーター」のキーワードで検索してみました。ジャーン!!
コメントの謎が解けました。上越タウンジャーナルによると、上越地域と北信の一部地域(飯山や信濃町など)でちゃんとピーターと呼ばれているのです。
昭和39年に酒井重工業という会社が、スイスのピーター社と技術提携して開発したスノープラウを「サカイ・ピーター」の名で売り込んだのが語源でした。
でも、それ以来ピーターと親しみを込めて天下の豪雪地帯の人々に呼ばれてきたのは、やはり頼もしいピーターに畏敬の念をいだいていたからということもあるのでしょう。
私たちもロータリー除雪車なんてそっけない呼び方ではなく、堂々と愛を込めてピーター!と声援をかけようじゃありませんか!

ピーター印

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道路脇の木の幹が軒並み道路側が白くなっています。雪が硬くこびりついていて、長い時間白くなっていいて融けません。(上)
初めて見た頃は吹雪が凄かったのかなと、不思議に思っていました。こうしてピーターと関連付けて並べると、ピーターが雪を吹き付けた跡だとすぐ分かりますけど、これだけ単独に見ていると謎の雪跡でした。
このガッつり着いたピーター印を見ても、ピーターの威力がわかります。
凄いよピーター!


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コメント 4

ファルコ84

はじめまして
雪国は雪かきが大変ですね
今年は天気予報でも特に雪が多いように感じます
愛称のピーターはいいですね!
ピーター、雪かきがんばれ。
by ファルコ84 (2015-03-14 23:15) 

モリガメ

1,2月はたいして降らなかったんでボチボチの雪の量でした。雪国にはピーターがいるからやってけるんです。

by モリガメ (2015-03-14 23:29) 

ちくわ

金沢ではピーター見かけないな~。
いるのかな?

by ちくわ (2015-03-15 19:36) 

モリガメ

高速道路とかにいませんか?スパッと垂直に切れた雪の壁はピーターのお仕事ですよ。

by モリガメ (2015-03-15 22:03) 

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