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すずらん通り界隈 neighborhood of Suzuran Street [神田]

私の神田物語 My Kanda Story
3月24日

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地下鉄神保町駅から「さぼうる2」〜「さぼうる」の脇あたりを抜けて、すずらん通り(上)に出ます。こちら方向に行くとかつて我が社が有った神田錦町へ行きます。すずらん通りに出てすぐ右手に、日本一古い餃子専門店の一つ「スヰートポーヅ」があります。通勤経路にあるまあ観光スポットみたいな所だから何時もは素通りしてました。神田に来たばかりの頃何度か入りました。割にシンプルな味でした。辣油が無くて、七味か一味唐辛子醤油で食べたような気がします。だから何となく、柿の種っぽい風合いでした。となりの「ろしあ亭」は、同じ経営だとか聞いたことがあります。「ろしあ亭」に落ち着く前はタイ料理店だったり、ブラジル料理だったり入れ替わっていました。タイ料理、ブラジル料理あたりまでは付き合って1回づつは入ったことはあります。タイ料理のお店は、今の岩波書店裏に移ったと記憶しています。まあこの辺の話は人のことだし人聞きだったりするので、あてにならない憶測です。
すずらん通りを秋葉原・大手町方向へ斜めに行くのが通勤経路でした。辺りは小さな本の取次ぎ店や専門書の出版社がたくさんあり本の街っぽい雰囲気が有りました。食肉会社があり大きな牛の半丸枝肉がたくさんぶら下がってるのがチラッと見えたりしました。いまは、再開発で神保町三井ビルディングとかいう味気ないビルになっています。(右下)
そのビルの敷地の北東隣に、山田食堂?だったか田中食堂?みたいな名のすごくボロい店が有りました。女房に逃げられた風のオッサンが年老いた母親とやっていて必死に料理を作っていました。だけども料理が出てくるのが遅いんです。それでも客は心得ていて文句は言いません。そしてその一生懸命料理は美味しいのであります。そんな心温まる店でしたが、時間がかかりすぎて昼休み12時ジャストくらいに入れる時でないと間に合わないので、頻繁に行くことはできませんでした。たまにセーラー服の女子高生の娘が帰ってきて店を手伝ってることもありました。そんな塵芥のような店はとうになくなっています。あの娘は今頃どうしているんでしょう?要領の悪い生真面目オヤジは?婆ちゃんはとっくに居ないと思われます。世はバブルを迎えつつあった頃のお話です。



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