古道調査 survey of old road [八十里越え]
5月18日
福島県只見町から八十里越えの古道研究家のHさんが来ました。
今日は一緒にしただ側の古道調査をします。
良い天気で八十里越えの上り道から、守門岳の大岳が左に、網張岳が右によく見えます。
ルート上にはまだ所々雪が残っています。
里では終わった早春の花々もここでは見れます。
上から、ヤマエンゴサク、タムシバ、キクザキイチゲ、オオカメノキ、カタクリ、ハウチワカエデ、オオバキスミレ、コゴミ(クサソテツ)、イッポンコゴミ(イッポンワラビ)、トリアシショウマ、エンレイソウ、フデリンドウ、アブラチャンです。
枝の上に大きなメスのモリアオガエルがいました。(上)金色の瞳が印象的です。
クマの真新しい足跡がありました。(左下)大きく爪痕もわかります。右下はクマではありません。短い足で木を苦労して乗り越えている’ヒト’ です。
今日のメインの調査は椿尾根手前の急斜面にある古道です。(3段目)雪があると道跡がわかりやすいのですが、あいにくこの斜面には残っていませんでした。上の稜線は左へと番屋山山頂に続いています。
雪崩などにもかかわらず僅かに残る道跡を辿り斜面をたどるHさんです。(4段目)それと思しきルートをGPSを携帯して歩くとそのルートのログがとれます。(5段目)ただ上るだけでなく調査のために目星をつけた箇所を実際に歩くわけで、彼は我々より何倍もの距離を走破することになります。沢筋、雪崩痕をのりこえて、椿尾根に取りつくとこまで上りました。大岳、網張岳がよく見えます。(1段目)吉ヶ平方向に大池や上の堰堤が見えます。(2段目)
椿尾根を越えた先にある尾根をつめて先ほど下から見えた番屋山の稜線に出ます。山頂の右脇に出ます。雪がありました。
山頂で昼食をとります。頭上を大きな猛禽類が滑空しています。イヌワシ?(右上)いつものポンコツメンバーとHさんです。(左上)このカットを撮ってくれたのは70歳のやけに元気なお爺さん・」加茂のTさんです。5人の調査団です。
左の粟ヶ岳から右へと青里岳、矢筈岳へと連なる下田・川内山塊の中核部です。(中)粟ヶ岳の手前に大谷ダムも見えます。(右下)守門岳は正面です。(左下)その左手に烏帽子山、鞍掛山、田代山、鳥越、丸倉山と八十里越えの山々です。
来た道を戻ります。番屋乗越からこちらに続く天保の古道方向へと稜線上を下ります。しかし、かなりの急勾配なので諦めて右手のブナ林へと降りて行き、里眺め方向へ行くのはは止めます。下ってトラバースしている天保古道にたどり着きます。そこを右に回り込み椿尾根の炭焼き小屋跡に行きます。椿尾根を下り通常ルートの峠に下ります。
通常ルートで、もう一か所の調査ポイントへと戻ります。昨年、守門川からつづら折りで天保の古道(詞場からこの辺りまでの通常ルートは、天保の古道のようです。)へと上がってくる明治の新道(上)が確認されました。それがどんな具合になっているかを見に行きます。逆に上から下ります。途中、田んぼ跡などもあります。守門川へと下りる手前で道が崩れて無くなっています。守門川を渡渉しないと吉ヶ平には行けません。それは止めて右へ上りかえして通常ルートへ戻りました。吉ヶ平から来る一番下の部分は無くなっていますが、確かにしっかりした明治の道跡がありました。
調査を終えHさんは只見町へ戻られますが、国道252号ルートはまだ開いていません。5月20日以降になるんだそうです。会津坂下周りです。ご苦労様です。
そこで皆で一緒に嵐渓荘(上)で今日の疲れを癒します。いい湯でございました。
今晩は戻りに採った山菜で天ぷらにしていただきました。ビールがうめー!いかったです。
福島県只見町から八十里越えの古道研究家のHさんが来ました。
今日は一緒にしただ側の古道調査をします。
良い天気で八十里越えの上り道から、守門岳の大岳が左に、網張岳が右によく見えます。
ルート上にはまだ所々雪が残っています。
里では終わった早春の花々もここでは見れます。
上から、ヤマエンゴサク、タムシバ、キクザキイチゲ、オオカメノキ、カタクリ、ハウチワカエデ、オオバキスミレ、コゴミ(クサソテツ)、イッポンコゴミ(イッポンワラビ)、トリアシショウマ、エンレイソウ、フデリンドウ、アブラチャンです。
枝の上に大きなメスのモリアオガエルがいました。(上)金色の瞳が印象的です。
クマの真新しい足跡がありました。(左下)大きく爪痕もわかります。右下はクマではありません。短い足で木を苦労して乗り越えている’ヒト’ です。
今日のメインの調査は椿尾根手前の急斜面にある古道です。(3段目)雪があると道跡がわかりやすいのですが、あいにくこの斜面には残っていませんでした。上の稜線は左へと番屋山山頂に続いています。
雪崩などにもかかわらず僅かに残る道跡を辿り斜面をたどるHさんです。(4段目)それと思しきルートをGPSを携帯して歩くとそのルートのログがとれます。(5段目)ただ上るだけでなく調査のために目星をつけた箇所を実際に歩くわけで、彼は我々より何倍もの距離を走破することになります。沢筋、雪崩痕をのりこえて、椿尾根に取りつくとこまで上りました。大岳、網張岳がよく見えます。(1段目)吉ヶ平方向に大池や上の堰堤が見えます。(2段目)
椿尾根を越えた先にある尾根をつめて先ほど下から見えた番屋山の稜線に出ます。山頂の右脇に出ます。雪がありました。
山頂で昼食をとります。頭上を大きな猛禽類が滑空しています。イヌワシ?(右上)いつものポンコツメンバーとHさんです。(左上)このカットを撮ってくれたのは70歳のやけに元気なお爺さん・」加茂のTさんです。5人の調査団です。
左の粟ヶ岳から右へと青里岳、矢筈岳へと連なる下田・川内山塊の中核部です。(中)粟ヶ岳の手前に大谷ダムも見えます。(右下)守門岳は正面です。(左下)その左手に烏帽子山、鞍掛山、田代山、鳥越、丸倉山と八十里越えの山々です。
来た道を戻ります。番屋乗越からこちらに続く天保の古道方向へと稜線上を下ります。しかし、かなりの急勾配なので諦めて右手のブナ林へと降りて行き、里眺め方向へ行くのはは止めます。下ってトラバースしている天保古道にたどり着きます。そこを右に回り込み椿尾根の炭焼き小屋跡に行きます。椿尾根を下り通常ルートの峠に下ります。
通常ルートで、もう一か所の調査ポイントへと戻ります。昨年、守門川からつづら折りで天保の古道(詞場からこの辺りまでの通常ルートは、天保の古道のようです。)へと上がってくる明治の新道(上)が確認されました。それがどんな具合になっているかを見に行きます。逆に上から下ります。途中、田んぼ跡などもあります。守門川へと下りる手前で道が崩れて無くなっています。守門川を渡渉しないと吉ヶ平には行けません。それは止めて右へ上りかえして通常ルートへ戻りました。吉ヶ平から来る一番下の部分は無くなっていますが、確かにしっかりした明治の道跡がありました。
調査を終えHさんは只見町へ戻られますが、国道252号ルートはまだ開いていません。5月20日以降になるんだそうです。会津坂下周りです。ご苦労様です。
そこで皆で一緒に嵐渓荘(上)で今日の疲れを癒します。いい湯でございました。
今晩は戻りに採った山菜で天ぷらにしていただきました。ビールがうめー!いかったです。
2015-05-19 12:39
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コメント(11)
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ここ友達の故郷なの。
良い所ね。
by ゆうみ (2015-05-19 13:36)
そうなんですか!是非ご友人とご一緒にお越しください。
by モリガメ (2015-05-19 13:55)
歴史毎に何本ものルートがあったのですね。
古道調査お疲れさまでした。
by えちごびと おやじ@新潟 (2015-05-19 16:50)
昨日はご苦労様でした。
早急なブログの更新もいつもの事ながらご苦労様です。
6月の古道完全踏査もまっていますよ。
by 只見のHです (2015-05-19 21:04)
遠路ご苦労様でした。
古道調査、足攣りそう!
by モリガメ (2015-05-19 21:43)
お疲れ様でした。モリアオガエル好きかも。
by ぽん (2015-05-19 23:06)
メスは異様にでかいよ!
by モリガメ (2015-05-20 08:52)
昨日宮城県で男性がクマに襲われ重傷を負いました。
余計なお世話でしょうが、ご注意を(^^)ニコ
by johncomeback (2015-05-20 08:54)
気をつけますが、人家近くにもいるし、気にしてると何にも出来ないんです。
by モリガメ (2015-05-20 13:14)
ご訪問、お待ちしています(^.^)
by さらまわし (2015-05-20 14:18)
危険と隣り合わせなお仕事ですね
自然がいっぱいの良い場所ですね
by きんれん花 (2015-05-20 15:59)