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北方文化博物館 Northern Culture Museum [写真]

11月18日

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新潟市江南区の北方文化博物館に撮影に行きました。越後の大地主伊藤家の邸宅跡です。
この移築民家を撮る必要があり来ました。昭和45年吉ヶ平集落閉村の際に北方文化博物館の当時の当主が譲り受けて移築復元されたものだそうです。吉ヶ平の椿家の住宅です。あんなところから運んだのですから、それ自体大変な事だとは思います。入り口に厩がついたそれなりに大きな家です。大雪にも耐える立派な作りです。天気予報ではもう少し曇りかと思い来たのですが、北向に建てられていて少々撮りにくかったのですがなんとかごまかしました。博物館入り口近くにありすぐに撮る事が出来ました。

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せっかくなので他の建物や庭を見て廻りました。
目的の民家には具合悪かったですが、秋晴れで、紅葉、落葉の盛りで気持ちよく廻れました。

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カエデの紅葉も鮮やかです。

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サザンカ(左上)、カエデ(下)、土蔵の壁(右上)と目移りします。

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石臼の石の敷石です。

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石畳

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石灯籠、差し込む光

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庭園を眺める座敷

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銀閣寺出入りの庭師が手掛けたという池泉鑑賞式庭園だそうです。
上はその庭園の中心部です。
池の大きさといい作りといい母の実家の庭によく似ています。奥行が少しないかな。一番違うのは実家の方はまったく管理されていないで草ぼうぼう、木もぼうぼうなことです。庭は管理が肝心です。

たくさんあった新潟の大地主の屋敷で戦後農地解放をしのぎ今こうして残っているのはわずかです。ここも何度か来てますが、歴史の流れを感じます。
市島家を筆頭に、伊藤家、白勢家、田巻家、斉藤家の5家が千町歩以上を所有する地主はが(大正13年の農林省調査)があったそうです。

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分家した初代伊藤家当主が、向かいの藍屋の娘を娶り農業と藍の商売で稼ぎます。2代目は阿賀野川、小阿賀野川の水運に目を付け倉庫業で儲けたそうです。
伊藤家の北方文化博物館近くの田んぼに今では珍しい稲架木(はさぎ)並木があります。刈り取った稲をかけて乾燥させるのに使った木です。タモ木やハンノキを使ってました。昔子供の頃は架けた稲が壁のように田んぼの脇にあったものですが、稲刈り機、乾燥機の出現ですっかり無くなりました。

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今ではわずかに各地に名所的にのこっているばかりです。抱っこされて横に渡した竹にのりハザ架けの真似事をした記憶があります。

子供時代の記憶を思い起こされる一日でした。














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コメント 4

ぼんぼちぼちぼち

モミジが最高に綺麗でやすね!
緋毛氈の上で紅葉見、和みそうでやすなあ。
by ぼんぼちぼちぼち (2020-11-21 20:45) 

モリガメ

ちょうどいい時期でした。
by モリガメ (2020-11-21 20:52) 

JUNKO

素敵な紅葉ですね。
by JUNKO (2020-11-21 21:32) 

夏炉冬扇

木漏れ日も、遠近法の鳥も、お二人もいいです。★★★★★
by 夏炉冬扇 (2020-11-22 08:18) 

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