日帰りは大変でした day trip was very tough [旅]
9月16日
北アルプスの唐松岳を八方尾根から上り日帰りです。どう考えてもハードなプランなんですが、事実大変でした。
2時起きして、仲間2人と燕三条に4時待ち合わせです。八方尾根の黒菱リフト乗り場が7時過ぎ(下)で8時の始発リフトに乗って歩き始めます。
上は黒菱手前で角を曲がって見えた白馬岳方向の山並みです。雲の合間から見える3,000m級の高山にワクワクです。
リフトから見下ろす雲海がきれいです。
南側の遠見尾根側です。
一番下のカットはリフトを降りて見下ろす木道ルートを行く人たちです。上で合流します。
八方尾根の北側に見える白馬岳方向の雲海です。(上)
上るにつれて雲海も消え八方池に着く頃には晴れてきます。(中)
八方池の湖面に登山者の列が写っています。(下)
リフト利用で高度が稼げるので人気ルートですね。連休前ということもあり多くの登山者が来ています。
ハッポウ〇〇と八方尾根の「ハッポウ」が着く固有種があります。
ハッポウワレモコウ(左上)、ハッポウアザミ(右上)、ハッポウウスユキソウ(下)です。どれも全て花期を過ぎています。他にハッポウタカネセンブリも見たような気がするのですが、最盛期を過ぎていたようです。盛りを過ぎていたせいもありますが、ともかく急いで登らないといけないので根性入れて撮ってられません。
八方池を過ぎてさらに唐松岳を目指します。不帰Ⅲ峰の左に唐松岳が見えてます。
リフトから唐松岳まで片道コースタイム4時間ほどです。歩き出しが8時半として最終リフトが16時半です。8時間しか無いからのんびりしてられんのです。
目指す唐松岳と不帰Ⅲ峰です。(上) 不帰ノ嶮は「八峰キレット」、「大キレット」と並び称される日本3大キレットで超危険地帯です。
不帰Ⅱ峰です。(下) 不帰Ⅱ峰右側の北峰と不帰Ⅰ峰の間が不帰ノ嶮の核心部です。
なんとか頑張って歩くのですがどうも途中から足が痙攣気味だったようです。最近まともな山登りをして無かったんで忘れてたんですが、私は何かと攣りやすい体質になっていたんです。(そんなことまで忘れちゃうんだからヤバイです。)なかまの2人は普段から山登りをしてる人たちなので元気なんですけど、私だけが足手まといになってしまいました。情けないけど普段の行いの積み重ねだから仕方ないです。
左は五竜岳、右は唐松岳から白馬岳への分岐点に来ました。(下)足元に唐松岳山荘があります。
左手に五竜岳が高々と聳えています。(上)
ここで引き返すかとも考えていたのですが、行けそうな気もしたので唐松岳山頂へ向かいます。
山頂へは一旦下ってから上らないといけません。(左)
上りで頂上近くの岩に止まっているキベリタテハを見つけました。(右上)中部地方では山地〜亜高山帯に見られるチョウです。唐松岳山頂が標高2,696mなのでギリギリの高さなのでしょうか。あまり活発に動け回れそうにありません。SDやレンズ交換している間も逃げません。私もバテバテですが根性出して撮りました。
なんとか山頂です。(右下)寝不足だし多少高度障害も出てるかも知れません。
3年ほど前に上った木曽駒ケ岳(標高2956m)では海抜2,700〜2,900mで高山病っぽくなりました。千畳敷カール(千畳敷ロープウェイ駅で海抜2,612mです。)に下りて泊まっても症状は出ませんでした。30歳代に、寝ないで大阪から運転して来て乗鞍岳駐車場(標高2,700mほど)から30分くらい上ったらなりました。それが初めての高山病でした。もちろん、20歳代に山ばかり行ってた頃は海抜3,000mのところにいくらいてもへいっちゃらでした。まあ、最近は海抜2,700m以下で疲れてたり寝不足だとなるんでしょうね。
写真は唐松岳山頂で雲の切間から見えた不帰ノ嶮の岐阜県側の尾根です。
唐松岳山頂では少し休んで13時過ぎに早々に下ります。リフトの最終16時半までに間に合わないといけません。私の足がまともなら大丈夫かも知れませんが、とても厳しい状態です。攣りまくる足を引きずりながら、ゆっくりでしたがほぼノンストップで下りました。それでも八方池のだいぶ上で両足痙攣で倒れ込んでしまいました。「ツムラの芍薬甘草湯」があればと再度皆んなでザックの中を探すのですがありません。通りがかりの若い女性たちに聞いてみたけど持ち合わせていません。まあ、痙攣には無縁な若さですからね。それでもアミノサプリや食塩タブレットをいただき飲んでみます。これらは山頂でも飲んでんいたものですが、ともかく有るったけのサプリと水を飲みしばらく横になっていたら不思議なことにカチカチの足の筋肉が弛んできました。なんとか立ち上がり歩き始めることが出来ました。治ったわけじゃないけど、若い子にもらったサプリに元気づけられふらふらと下ります。
なかなか見えない八方池にたどり着いたのが16時ちょっと前で、さらにぼろぼろになって上のリフト乗り場に16時31分に着きました。仲間1人に先行してリフトに行ってもらい、1分遅れながらなんとか間に合わないました。「時間です。急いで下さい!もうリフトの営業は終わりました。もう乗れませんま!」と繰り返し放送が聞こえるなかたどり着いたのです。全くスリル満点で間に合って(間にあって無いとも言えます。)よかった。嬉しかった。結果オーライで楽しかった。でも、仲間に随分と迷惑かけました。ごめんね。
下りはミヤマナナカマドの赤い実を撮ったぐらいで写真撮る余裕もなかったです。(上)
リフトもう1台乗り継ぐための僅かな上り坂や、下りてから車にたどり着くまで最後の力をふり絞りました。あーよかったー!
結果的にセーフでしたが反省事項多しでした。「ツムラ」の漢方薬を忘れちゃーいけないとか、適宜水分取らなきゃとかね。
でも楽しかったー!
北アルプスの唐松岳を八方尾根から上り日帰りです。どう考えてもハードなプランなんですが、事実大変でした。
2時起きして、仲間2人と燕三条に4時待ち合わせです。八方尾根の黒菱リフト乗り場が7時過ぎ(下)で8時の始発リフトに乗って歩き始めます。
上は黒菱手前で角を曲がって見えた白馬岳方向の山並みです。雲の合間から見える3,000m級の高山にワクワクです。
リフトから見下ろす雲海がきれいです。
南側の遠見尾根側です。
一番下のカットはリフトを降りて見下ろす木道ルートを行く人たちです。上で合流します。
八方尾根の北側に見える白馬岳方向の雲海です。(上)
上るにつれて雲海も消え八方池に着く頃には晴れてきます。(中)
八方池の湖面に登山者の列が写っています。(下)
リフト利用で高度が稼げるので人気ルートですね。連休前ということもあり多くの登山者が来ています。
ハッポウ〇〇と八方尾根の「ハッポウ」が着く固有種があります。
ハッポウワレモコウ(左上)、ハッポウアザミ(右上)、ハッポウウスユキソウ(下)です。どれも全て花期を過ぎています。他にハッポウタカネセンブリも見たような気がするのですが、最盛期を過ぎていたようです。盛りを過ぎていたせいもありますが、ともかく急いで登らないといけないので根性入れて撮ってられません。
八方池を過ぎてさらに唐松岳を目指します。不帰Ⅲ峰の左に唐松岳が見えてます。
リフトから唐松岳まで片道コースタイム4時間ほどです。歩き出しが8時半として最終リフトが16時半です。8時間しか無いからのんびりしてられんのです。
目指す唐松岳と不帰Ⅲ峰です。(上) 不帰ノ嶮は「八峰キレット」、「大キレット」と並び称される日本3大キレットで超危険地帯です。
不帰Ⅱ峰です。(下) 不帰Ⅱ峰右側の北峰と不帰Ⅰ峰の間が不帰ノ嶮の核心部です。
なんとか頑張って歩くのですがどうも途中から足が痙攣気味だったようです。最近まともな山登りをして無かったんで忘れてたんですが、私は何かと攣りやすい体質になっていたんです。(そんなことまで忘れちゃうんだからヤバイです。)なかまの2人は普段から山登りをしてる人たちなので元気なんですけど、私だけが足手まといになってしまいました。情けないけど普段の行いの積み重ねだから仕方ないです。
左は五竜岳、右は唐松岳から白馬岳への分岐点に来ました。(下)足元に唐松岳山荘があります。
左手に五竜岳が高々と聳えています。(上)
ここで引き返すかとも考えていたのですが、行けそうな気もしたので唐松岳山頂へ向かいます。
山頂へは一旦下ってから上らないといけません。(左)
上りで頂上近くの岩に止まっているキベリタテハを見つけました。(右上)中部地方では山地〜亜高山帯に見られるチョウです。唐松岳山頂が標高2,696mなのでギリギリの高さなのでしょうか。あまり活発に動け回れそうにありません。SDやレンズ交換している間も逃げません。私もバテバテですが根性出して撮りました。
なんとか山頂です。(右下)寝不足だし多少高度障害も出てるかも知れません。
3年ほど前に上った木曽駒ケ岳(標高2956m)では海抜2,700〜2,900mで高山病っぽくなりました。千畳敷カール(千畳敷ロープウェイ駅で海抜2,612mです。)に下りて泊まっても症状は出ませんでした。30歳代に、寝ないで大阪から運転して来て乗鞍岳駐車場(標高2,700mほど)から30分くらい上ったらなりました。それが初めての高山病でした。もちろん、20歳代に山ばかり行ってた頃は海抜3,000mのところにいくらいてもへいっちゃらでした。まあ、最近は海抜2,700m以下で疲れてたり寝不足だとなるんでしょうね。
写真は唐松岳山頂で雲の切間から見えた不帰ノ嶮の岐阜県側の尾根です。
唐松岳山頂では少し休んで13時過ぎに早々に下ります。リフトの最終16時半までに間に合わないといけません。私の足がまともなら大丈夫かも知れませんが、とても厳しい状態です。攣りまくる足を引きずりながら、ゆっくりでしたがほぼノンストップで下りました。それでも八方池のだいぶ上で両足痙攣で倒れ込んでしまいました。「ツムラの芍薬甘草湯」があればと再度皆んなでザックの中を探すのですがありません。通りがかりの若い女性たちに聞いてみたけど持ち合わせていません。まあ、痙攣には無縁な若さですからね。それでもアミノサプリや食塩タブレットをいただき飲んでみます。これらは山頂でも飲んでんいたものですが、ともかく有るったけのサプリと水を飲みしばらく横になっていたら不思議なことにカチカチの足の筋肉が弛んできました。なんとか立ち上がり歩き始めることが出来ました。治ったわけじゃないけど、若い子にもらったサプリに元気づけられふらふらと下ります。
なかなか見えない八方池にたどり着いたのが16時ちょっと前で、さらにぼろぼろになって上のリフト乗り場に16時31分に着きました。仲間1人に先行してリフトに行ってもらい、1分遅れながらなんとか間に合わないました。「時間です。急いで下さい!もうリフトの営業は終わりました。もう乗れませんま!」と繰り返し放送が聞こえるなかたどり着いたのです。全くスリル満点で間に合って(間にあって無いとも言えます。)よかった。嬉しかった。結果オーライで楽しかった。でも、仲間に随分と迷惑かけました。ごめんね。
下りはミヤマナナカマドの赤い実を撮ったぐらいで写真撮る余裕もなかったです。(上)
リフトもう1台乗り継ぐための僅かな上り坂や、下りてから車にたどり着くまで最後の力をふり絞りました。あーよかったー!
結果的にセーフでしたが反省事項多しでした。「ツムラ」の漢方薬を忘れちゃーいけないとか、適宜水分取らなきゃとかね。
でも楽しかったー!
2022-09-19 13:34
nice!(103)
コメント(16)
日帰り登山ですか?
今では富士山にも上れませんね、かなり息が激しく成りますからね。
by kousaku (2022-09-21 17:05)
私は心肺機能は問題無いけど、肝心の足腰の衰えが問題ですね。
by モリガメ (2022-09-21 18:09)
すばらしい雲海。
お疲れ様。
by 夏炉冬扇 (2022-09-21 20:46)
苦労して登った人でないと
この景色は見られませんね。
それにしても、ハラハラドキドキの
山登りでしたね。
by そらへい (2022-09-21 21:22)
天気がよかったのは何よりでした。
ほんと最後はハラハラでした。それも含めて楽しかったです。
by モリガメ (2022-09-21 23:09)
素晴らしい景観ですね。雲海が素敵です。登山に挑むなんてお元気そのものですね。登山人口が多いのには驚きます。
by JUNKO (2022-09-22 21:28)
ううう!!す、凄い!!
なんというハードスケジュール!!
ハードウオーキング!!
ワタクシには絶対に出来ない!!(たぶん「しよう」ともしない)
その代わりご褒美の絶景がー!!
by 向日葵 (2022-09-23 03:02)
新潟の藪山に比べれば北アルプスはバエますね。
元気な女性たちに誘われ無理しちゃいました。歳には逆らえないです。
by モリガメ (2022-09-23 08:40)
すばらしい写真を拝見堪能しました。
日帰りでここを歩いていらしたのでしたか...わたしには無理ですよ、うん。
最後のリフトギリギリはわたしも手に汗が...
by ナツパパ (2022-09-24 09:49)
日帰りじゃねければねぇー
by モリガメ (2022-09-24 19:02)
お疲れ様でした。
スポーツドリンクとかOS-1を飲んで登ると足攣りにくくなると聞いてます。
by えすぷれそ (2022-09-24 19:19)
おっしゃるありがとうございます。通りだと思います。
by モリガメ (2022-09-26 11:33)
昔?の話ですが・・・、春スキーでカラマツの尾根までスキーを担いで行き
八方尾根を一気に滑り降りたりしましたね~、若かったんだね。。。^^
by トックリヤシ (2022-09-28 10:10)
今は南の海ですね。
by モリガメ (2022-09-28 11:09)
絶景の数々(^_^)v でも日帰り、そして帰路のリフトと時間に縛られては大変ですね(>_<) もし乗り遅れたら....(^_^;)
by yokomi (2022-09-29 02:02)
日帰り登山…お疲れさまでした☆
会社員時代、冬に毎年スキーに行っていた
八方尾根や五竜峠…。緑の時期はこんな風景
なんだ、と感慨深いです。
by あとりえSAKANA (2022-09-29 10:44)