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ヒメサユリ開花情報 2023.05.25 flowering information of Himesayuri [サユリスト レポート]

5月25日

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ヒメサユリ駐車場から、高圧電線鉄塔管理用の舗装道路を上ります。ここの上りが一番急坂です。
江戸時代の村松藩士・野口源右衛門の墓が途中にありその墓におおい被るように大きなエゴノキがあります。たくさんの白い花をつけています。(下)今年はどこのエゴノキは多くの花をつけるあたり年です。
実をつけたイタヤカデの木があります。(右上)
さらに行くとオトシブミの揺籃(ゆりかご)をたくさんぶら下げたエゴノキがあります。(オトシブミと言う小さな甲虫が木の葉を巻いて中に卵を産みつけた物です。孵化した幼虫は揺籃の葉を食べて育ちます。この揺籃が落ちた様子を「落とし文」つまりは巻紙の手紙に見立ててオトシブミと言う名がついたようです。
この少し先からスギ林の登山道に入ります。

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スギ林ゾーンを抜けたところからヒメサユリが咲いています。出てすぐの日当たりがいい斜面で1本から6輪もの花をつけた株を見つけました。昔は1本から10輪も咲かせる大株がありましたが、今年は多くて5輪くらいがほとんどでした。大きい球根は動物に食われてしまうようです。この「鉄塔下」斜面が20株ほど遅れて咲いています。

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その上の「長山」一帯が多く咲いています。「長山」の下部の花は21日に動物の(サルか虫)の食害にあって無くなりましたが、上部はまだ大丈夫です。しかしよく見ると先終わった花殻が混ざり、新たに咲くツボミをつけた株は無いのでそろそろ今年の花は終わりを向かっています。

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まとまった花は「長山」辺りまでです。80株ほどはあります。最後の花を見つつもう少し行ってみます。

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「一の坂」の上下辺りの草の下に食害を逃れた小さな株から咲いた花が50株くらいあります。
「はじめの眺め」から残雪の守門岳が正面に見えます。一帯の20株ほどパラパラ咲いています。ここに群れではなく1匹の離れサルがいました。先週の来たと言う人によるとやはり1匹の離れサルをここで見たそうです。ここに居ついているのでしょうか。
今年はこれで「ヒメサユリの小径」は止めにします。
下りる時になってハルゼミが鳴き出しました。来年の花を楽しみにします。
ヒメサユリ保護に活動している地元の「高城保存会」の皆様ありがとうございました。

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夏炉冬扇

ヒメサユリ。透き通ったピンク。素晴らしい☆☆☆
by 夏炉冬扇 (2023-06-08 18:03) 

そらへい

オトシブミ、面白いですね。葉の病気かと思いました。
ヒメサユリ、ヒメとつくくらいなので、
普通のユリより密やかで愛らしいですね。
by そらへい (2023-06-08 19:36) 

モリガメ

ヒメサユリのひかえめなピンクが野生っぽくて愛らしいユリですよ。

オトシブミの成虫も一緒にいるといいのですが、ゆりかごを作って卵を産んだら後はよろしくって感じいっちゃいます。このように葉先にゆりかごを残したままのタイプと、切り落として本当にオトシブミにしちゃうタイプのオトシブミがいます。落とさないタイプだとまさに揺り籠で、落とすタイプだと、実際に制作現場の足元に点々と落とし文がありますよ。
by モリガメ (2023-06-08 20:07) 

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