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グルクン、泡盛、沖縄民謡、カチャーシー Gurukun a fish of Okinawa, drink, Okinawa music and dance [旅]

12月29日

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今日は待望のグルクン釣りです。
太公望に7:30集合ということで5:45起床で出かけました。
港に「ポークタマゴ丸」と言う舟を見つけました。車にも「ポークタマゴ。」です。チョと太り気味な船長はポークタマゴ大好きなんだそうです。ポークタマゴ(左下はそのポークタマゴおにぎり。ポークタマゴはおにぎりにはmust-haveです。)はウチナーに愛されているのですー。
久しぶりにヒデ船長に会いました。(右下)2001年、最初に太公望の舟に乗った時の船長です。とても腕のいい人で、今では自分の舟を持っています。偶然知人に会うのはすごいなーと一瞬思ったのですが、ここは彼の職場だからね!

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さて肝心のグルクンですが、行きはヨイヨイでしたね。Mちゃん1匹釣れてよかったです。そんなにギュっと握るとグルクンがかわいそうだよ。今日はチービシじゃなくて普天間沖です。着いた時は直ぐに連続して当たりがあって、トロ箱一つじゃ足りねーなと思ったのですが心配無用でした。ピッタリ食いが止まり、止むなく那覇港沖に移動です。ここでもかんばしくなく、「冬はダメだね〜」と言う結果でした。それでも普天間の中2の子(右下の右の子)は10匹近く釣っていました。お母さんかと思ったら叔母さんと2人できていました。野球やってる子でしたね。甲子園めざしてるよー!

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釣果は右上です。4人で行っても船酔いもあり実働2みたいな感じでしたね。まぁ釣れすぎにもならず、朝の海風も吸えてよかったんじゃねぇ。昨晩頼んでおいたので 「じんじん」に持ち込んで調理してもらいます。他のお客さんに振る舞えるほどは釣れなかったさー。
沿岸漁協食堂でランチです。
目当てのアバサー汁は無かったものの、タマン汁(左下 ハマフエダイの汁)はいい出汁でてたし、ウツボ(中)はコラーゲンたっぷりでした。
一旦、宿に帰りシェスタとシャワーを浴びてコマセの臭いをとります。右下の大きなブーゲンビリがあるソバ屋が宿の目印です。

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目覚めスッキリして、もう一度やちむん通りへ行きます。昨日歴史観光コースへ行ったオヤジお二人様をご案内です。
南窯(フェーヌ窯 今は使われていない大きな登り窯)と続きなカフェに入ります。(左上)気分にムラのあるオネエさんが入れてくれるコーヒーは意外と美味しいのです。彼女がここで働いている曰く因縁に興味がわいちゃった。勝手に想像するのも楽しいよー。ネコが気ままに出入りして、登り窯を作った崖地形剥き出しの壁や"やちむん"だらけの店内がとてもいい時間を作り出しています。そのネコチャンが南窯周りの木に着生してるオオタニワタリに座ってる絵を見つけました。(右上)誰が描いたんだろう?ずーっとコーヒー&ユンタクしてたい心地よさでーす。またここでチャーしに沖縄に来よっと。一緒によく沖縄に来た友人はお気に入りの1,000円床屋が開南にあって、「床屋へ行こう!」って頭を叩きあうのが沖縄に行こっていう誘いでした。気持ちのいい床屋さんでしたが、2人とも髪の毛はあんまり無いんです。その床屋のオヤジも年で田舎に引っ込み、よく沖縄に来た飲んべの友だちも死んじゃいました。それでも沖縄にまた来るさぁー。
カフェを出てショップを覗きながらやちむん通りをそぞろ歩きです。窯毎に色々で楽しいさー。一緒に歩くシャチョーさんはA、B、C子さんにリュウキュウガラスのネックレスをお求めです。彼の願いが叶うことがあると、皆んなでお祝いできるんだけどねぇー。やちむん通りは切ない通りよ。

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ブーゲンビリアが咲いています。アカバナーも咲いてるしー、来月にはサクラも咲くしーオキナワァは極楽さー。雪の新潟に戻りたくねぇーと思ったりもします。
ふっと見上げると小型のタカがアンテナにとまっています。タカの名前はわかりませんが、大都会那覇の自然もチャンプルーだね〜。

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この度は3泊4日のゆとり旅です。やちむんの裏通りの魅力を発見出来たのもよかったです。古い珊瑚の石積みがびっしり緑のツタ植物に覆われているのを見ると 、「芭蕉布」の曲でいう「緑葉の下 我した島 沖縄(ウチナー)」ですなぁ!
フクギの濃い緑色にもやすらぎをおぼえます。

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男同志で感傷に耽ってる場合じゃないねぇ。今日は最後の夜だよ。疲れのとれたMちゃんとともに夜の街に繰り出します。手には釣果のトロ箱を下げ「じんじん」へと向かいます。幸いトロ箱は軽いので途中の公設市場やアーケード街をユックリ見て歩けます。
昨日食べたイラブー(ウミヘビ)の黒々とした燻製(左2点)や今日食べ損ねたアバサー(ハリセンボン)の剥き身もあります。自分用にスーチカー(右下 塩豚)も買いました。

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「じんじん」でグルクンの唐揚げ、刺身を作ってもらいます。新鮮だし自分らの釣った魚だからことの外美味でした。
ここんちで出す古漬けとでもいうような真っ黒なトウフヨウが、おっそろしいくらい泡盛を引き立てます。チーズとワインのマリアージュを凌ぐ取り合わせであーる。

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さて今日は島唄を聴かないとねねぇー。「じんじん」隣の上原正吉さんの「ナ〜クニ〜」に行きます。
いいねぇー!



最後は「唐船ドーイ」でカチャーシー!これぞウチナースタイルの飲み方さー。

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と言ったわけで、きれいにシメたはずでしたが、最後の夜が名残惜しくシャチョーさんと2人でもう一軒。宿のそばの足立屋のそばは足立屋?へ行きます。普段飲まないシャチョーさんはオリオン3本もいっちゃいます。私もーテキーラのキラーショット4杯行きます。隣り合わせた若いカップルに人生相談してもらっちゃう絡みようです。聞けば金武町辺りの家に子どもたちを預けて正月休みで那覇の夜を楽しんでおられたようでした。ウチナーグチには「いちゃりばちょーでー」いうよい言葉があります。そんな言葉に甘えて、シャチョーは「金の心配はさせないというのに」なんで未だに独り身なんだという難題をふっかけます。そしてご主人の「いい人すぎるんだー」という一言に一同納得するんです。ウチナーンチューすごいねぇー。なんで?と聞くと、よく似た人が知人にいると奥さんがおっしゃいます。なるほど!いい人を悪い人にするのは難しいよね。それがプロブレム〜だ。
と言うことで、最後までタメになるお酒を飲めました。幸せ、幸せ・・・

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