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ホシナジョ Why don't we see starry sky? [八十里越え]

8月25日

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久しぶりの八十里越体感バスのガイドです。
今日は会津高杖高原で1泊便です。
先ずは4号盛り土方向へ行きます。これはそこから見た2号橋梁です。橋脚の上に左右にバランスを取りながら橋桁を取り付けながら伸ばす工法で作られました。ヤジロベエ工法という珍しい工法で作られました。

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大谷川沿いの工事用道路に戻り、5号橋梁工事現場へ行きます。P2はすでに80mの高さに達し足場は外されています。現在はP1工事がすすみ見る度に高く伸びています。
ここの橋は完成すると大谷川から120mの高さになるような大工事です。

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八十里越え289号国道工事現場見学を終えて、只見町です。
塩沢にある河井継之助記念館の見学です。(上)ここまでは八十里越体感バス半日コース1・2号車の人たちと一緒です。記念館は体感バス客でてんやわんやです。ここの「八十里越Tシャツ」がかっこいいっすよ!今日も私着てますが、皆さんにもオススメしときました。
左下は記念館から医王寺に向かう道から見下ろす只見川です。手間の只見線線路の草は刈られています。水害で不通だった只見線の復旧工事が始まってます。2021年開通予定になりました。只見線の奥に並行してある国道252線下辺りに継之助終焉の矢澤家宅がありました。只見川がダム湖になり水没し、継之助終焉の間だけが、今の記念館内に移築されています。
右下は医王寺裏にある河井継之助の墓です。

ここで半日便の人たちとお別れです。私たちは「みな川旅館」のオコワ昼食です。美味しくてちょっと食べ過ぎました。

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伊南川沿いに上りトマトの南郷、「道の駅山口温泉きらら289」と回ります。ここから檜枝岐方向に向かい、その途中を左に高杖高原へと向かいます。高杖高原の会津高原アストリアホテルズが今日の宿です。

そう言えばバブル期に東京から会社の仲間でこの辺のスキー場へよく来ました。高杖、高畑、南郷、だいくらとほぼ総なめで滑りました。リフト待ちも少なくタップリ滑れました。その割にスキーは上達してないけど。しかし、あの頃よく遊んだねぇー!

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只見の米焼酎「ねっか」です。
只見の米から作られ、只見の人々の思いを込めた美味しい焼酎です。「ねっか」は只見町など南会津で、「まったく」とか「ぜんぜん」みたいに意味を強調する言葉です。「ねっかさすけねぇー(No problem at all)」の精神を込めて付けた名前です。社長は頑張っていて、来月はイギリスまで「ねっか」の販路拡張に行くとか言っておられました。(おかしな人が首相になって心配な国ではありますけどぉー)
これと別に越後弁だと「ねっか」と言うと、「じゃないか」みたいな言葉になります。だから、「いいねっかてぇー!」は「いいじゃないのよー!」みたいな使い方です。
バスの中でも「ねっか」宣伝しておきましたよ。だって美味しんだもん。
あー!ついでにしただのイモ焼酎・「五輪峠」もね!

チョッと早く宿に着き、温泉にも入ったので夕食まで仲間と少々「ねっか」を飲りました。「ねっかうんめねっかー!」と言うと越後弁で「ねっかは美味いじゃない!」になります。幸せーじゃねっかー!
でも、夕食後このツアーのメインイベントであるホシナジョに出かけるので、「ねっか」もほどほどにセーブして飲みました。

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これが ”Hoshinajo”(ホシナジョ)です。
「標高1,000mの星宙を見よう HOSHINAJO プロジェクト」です。
「なじょ」は会津弁で「どうですか?」なので、「星、どうですか?」という意味になるらしいです。要するに高杖高原での星空観察会です。
夕方雲が残り心配されたのですが、だんだん晴れてきれいな星空を見れました。ただ星空を見るだけならそれで終わりですが、星空解説付きなのでとても良かったです。

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さそり座の上に天の川。そして左下に金星(この時間には見えないです。)、右上に土星、天の川を挟んだ更に右上に木星(右上の一番明るい星)が見えます。次にこの配置になるのは59年後だそうです。多分それまで私は生きてないでしょうね。

さそり座のアンタレスから3つ目のμ星が拡大すると2重星なのがわかります。(右下の囲みカット)大きいカットのちょうど真ん中辺りの星です。2重星には実施に2つの星が両者の重心の周りを軌道運動している連星と、同じ方向にある星が重なって「見かけ上連星のように見える」ものとがあります。このμ星の2つの星は連星ではないようです。

いろいろ素晴らしい星空を見ることができました。

8月26日

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今朝はすっきり爽やか高原の朝です。
ホテルの窓枠のサッシにオニグモがいました。
「朝蜘蛛は殺すな!」なんてコトワザがありますね。朝クモが巣を張っているとその日は良い天気になるとも言います。
ただ、オニグモは夕方以降に巣を張り、朝には糸を食べて巣を撤収することが多いです。この時も撤収を終えてサッシの隙間に潜んでいたとこみたいです。邪魔してごめんね!

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只見駅の方へ戻ります。
ここで現地ガイドのカズコさんと待ち合わせして、三ツ石神社ハイキングです。三ツ石神社は縁結びの神社ということもありますが、彼女は只見の自然にとても詳しい方で道々そんなお話しを聞けるのが嬉しいです。只見町は2014年ユネスコエコパークに登録されました。豊かな自然と自然に寄り添った人々の暮らしが特異ということで只見町が認定されました。
大きなカットは只見駅前の田んぼで乗客を歓迎するカカシさんたちです。かわいいね。右側に駅のホームがあります。
右下の囲みカットは三ツ石神社の縁結びです。神社の上の巨岩に開いた隣り合った小さな穴をコヨリで貫通することが出来ると願いが叶うということです。クーだらねーぇって思うけど、意外にハマるんです。
縁結びの必要があるのは一人だけで、他はご自身らの縁結びは不要な年配のお客さんばかりです。
でも頑張ったねー!ちゃんと貫通させて5円玉をぶら下げ成功です。もし縁結び成就のあかつきにはお礼参りに来てください。

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田子倉ダムのダム湖・田子倉湖です。規模の大きい湖です。ダムサイトの展望台から上流方向を見た様子です。

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上は、展望台から横を見たところで、左側に田子倉ダムがあります。
下は2018年9月9日の同じ場所です。展望台の真下に不思議な階段のある小島が湖面に顔を出しています。今年6月22日に来た時も上の写真みたいに小島は水中に没していました。雪解け水で湖が満水なせいだろうけど、2018年と同じ時期なので今日はこの不思議階段がある島は見れると思って来ました。残念!
かつて、不思議階段の正体は湖底に沈む前の田子倉集落の若宮八幡神社の階段です。その若宮八幡神社の本体はダムサイト近くの国道252号線脇に移築されています。
と言ったわけで、この湖水に晒されて真っ白い階段を目にするチャンスはなかなか無いようです。

この後、国道252号線で六十里越えを越え魚沼市に、国道290号線で長岡市栃尾経由でしただの道の駅に戻りました。
まあ色々あった2日間でした。我々ガイド側が楽しんではしょうがないですが、楽しかったしお客様に楽しんでいただきました。実は今回お話を伺うと、このツアーの2回目・3回目のリピーターさんが多いんです。それどころかツアー以外にご自分たちで只見町を訪れている只見ファン・八十里越えファンまでいらっしゃいました。河井継之助記念館で売っている八十里越えTシャツの去年バージョン(戊辰戦争150年バージョン)をお持ちの方もおられました。間違いなく八十里越え人気が上がってることを感じ嬉しいことでした。ありがとうございました。

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