SSブログ

ヤドリギ mistletoe [自然]

1月17日

実家の庭の木が先月の大雪で折れて大被害になっていました。片付けする道具が足りないので、玄関先だけ処理して、一旦しただに取りに行きます。
玄関先のムベの棚が雪の重さで落下していたのを片付けしてたら、出発が午後になってしまいました。

3FD925A2-2AFF-4039-85CD-6F6060524B2C.jpeg


阿賀野川右岸の道を上っていると幻日が出ていました。

F0DE70FE-C229-4F20-9DC7-6584D2E66E02.jpeg


多少まだ時間があり天気もいいのでいつも阿賀野川を新津へと渡る阿賀浦橋ではなく、もっと上に向かってみます。
阿賀野川右岸をいくら上っても橋が無くてとうとう安田まで来てしまいました。安田インター近くで道が細くなってウロウロしてたら小さな用水沿いのサクラ並木にヤドリギを付けた木々を見つけました。この様にヤドリギだらけのサクラが10本近くあります。1箇所でこんな数のヤドリギを見たのは初めてでビックリしました。
「ヤドリギの木の下でキスをお願いされたら断ってはいけない」という言い伝えが一部キリスト教徒にはあるとのことですが意味わからん話です。ハリーポッターにもそれっぽい話が出てくるそうです。
辺りを見たらどう見てもキリスト教徒には見えないお婆さんが散歩されていました。「ヤドリギがいっぱいありますねぇっ!」って話しかけましたがそれ以上に2人の関係に進展はありませんでした。少なくとも私はクリスチャンではありませんので。

8762954E-119D-4489-A997-FFE05662BA37.jpeg


お婆さんが言うにはヤドリギは増えているということでした。どんな勢いで増えているんだかわかりませんが、そう言うのだからそうなんでしょう?
赤い実が付いた株もあります。ヒレンジャクが来るかしばらく見ていたのですが、そんな気配もありませんでした。あー!ヒレンジャクとは冬の渡り鳥です。きれいな小鳥でヤドリギの実が好物です。実を食べたヒレンジャクがヤドリギの実の粘液を含んだフンをして、そのフンが木に張り付くことでヤドリギが繁殖します。せっせとヒレンジャクがヤドリギの実を食べて、お婆さんが言う様に、ヤドリギが増えたのかも知れません。だから、ここで張ってたら多分ヒレンジャクが見れることでしょうね。

23DD03F7-02C1-40F6-BA2C-A768B1E8019B.jpeg


結局、安田橋で阿賀野川を渡りました。幻日やヤドリギですっかり遅くなりました。

40B80555-6C6A-40B2-B0A1-FF8BB71D6C8E.jpeg


家の近くまで来る頃には夕方です。モリガメ山と続きの尾根に陽が沈みます。

205C29D5-308E-41F1-B72C-4725AEF4ADD4.jpeg


山の端の夕焼けがきれいです。(上)
上の写真の下の青い雪面にノウサギやテンの足跡がたくさんついています。いろんな動物たちの獣道になっている様です。(下)ここから150mほど下でタヌキの親子をよく見たのですが、その頃の獣道がこっちに移って来たのでしょう。側のスギ林が伐採されたんで以前の獣道はどうしたろうと思ってたんだけどわかりました。よかった!

nice!(119)  コメント(12)