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山の雪形 shape of the lingering snow on a mountainside [自然]

3月2日

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裏山の崖に出る雪形は、雪が降ったり解けたりして形が日々変わります。
同じ場所に入れ替わり出るのは、私がバタフライマンと呼んでいるのと、双子と呼んでいる雪形です。バタフライマンは2月27日のが水飛沫を盛大にあげていて一番カッコよかったかも知れません。
今朝のバタフライマンはこんなです。

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今日は午後からまた白根プールに泳ぎに行っています。白根は雨でした。(左上)
帰りは例の国道8号線のゲーセンによって晩飯を食べました。右はそのゲーセンの庭に置かれている子ゾウの像です。あまり気にしてなかったんですが、今まで無かったピンクのリボンが頭に着けられています。ピンクの色が耳のピンクと同じだから元々この子ゾウのリボンなんだろうけどどうしたんだろう?
それはともかく家に18時ちょい前に着いたら薄っすら雪が積もっていました。

3月3日

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夜中もさらに積もったみたいで、バタフライマンのあったところが朝には双子の雪形に変わっていました。(上)8時半頃です。そういえばバタフライマンと双子は同じ雪形でもネガ〜ポジの関係ですね。
日中雪は降らなかったんで、夕方17時過ぎには双子が消えてバタフライマンに戻ってました。(下)

3月4日

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これは16時頃に今日撮ったものです。いつもは大体2階から撮ってるんですが、これはたまたま下に降りた時撮ったものなんで微妙にバタフライマンの下部の重なりが違っています。若干顔の形や腕が細ってます。


タグ:雪の変化
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モリガメ山彷徨い歩き Wandering around Mt. Morigame [ファーム・モリガメ]

2月28日

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今日も晴れて裏山の残雪の森はピッカピカです。(上)白根プールも休みだし、運動不足解消に少し歩いてみます。上はシャツ2枚にヤッケ(昭和っぽ過ぎ?パーカーと言えばいいでしょうか?)を羽織り、下は同様にピラピラのオーバーズボンで寒く無いし濡れないです。
少し入っただけで何本もスギが折れて道にのしかかっています。(下)去年12月の激降りの大雪被害です。

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ただスノーシューで歩いてるので道は関係なくどこへでも入っていけます。自分の山を気ままに自由自在です。

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ノウサギの足跡です。ノウサギ付きの山ですよ!いいでしょう。もっともクマ付きとも言えますが、クマはうちの山よりもっと広い行動範囲だから違うかなあー。マイ・ベアじゃ無いねぇ〜。
右上はノウサギのフンです。八王子の家の近くで冬に見たウサギは足が長いのでニホンノウサギですが、冬でも茶色かったです。しただのウサギは同じ体型ですが冬は白くなるニホンノウサギです。

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雪の上にいろんなモノが落ちています。
アカマツの松ボックリです。(下)山はクロマツじゃなくてアカマツです。アカマツの松ボックリはクロマツに比べるとだいぶ小さいです。
上がアカマツの実です。風で運ばれる羽付きの実ですね。松ボックリの鱗の下に隠れていました。松ボックリが乾くと鱗が開いて出てきます。

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枯葉ももちろん落ちてます。この森は植物の垂直分布では、コナラ、ミズナラ地帯でブナ帯よりやや低い標高にあります。これはコナラの枯葉です。(右)でもなぜか広い森の真ん中辺りにブナの大木が3本だけあります。人が植えた?鳥が種を運んだ?元々ブナ帯だった?謎です。左がコナラの冬芽です。硬く小さな鱗に覆われています。

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雪の上を雪虫が歩きまわっています。(右下)クロカワゲラの仲間です。翅のないセッケイカワゲラを見かけたこともあありますがもう少し早く時期だったかも知れないです。雪虫はあまり飛ぶことは無く、晴れて温度が高まると、雪面を歩き回ってえさを食べたり移動したりしているようです。黒い身体はめつを吸収しやすいでしょう。
左と右上はエゾユズリハの冬芽です。赤い冬芽が白い雪の中で目立ちます。ユズリハは春先冬芽から若葉が開くと昨年の古い葉は落ちて、新しい葉に場を譲るのでついた名前と言われます。エゾユズリハは日本海側多雪地帯の変種です。

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オオバクロモジのクロモジの日本海側多雪地帯の変種です。
中央の尖った葉芽と左右の丸い花芽がかわいらしいです。枝を折ると清々しいいい匂いがします。枝を削って和菓子の爪楊枝に使われます。

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3つともオオカメノキの冬芽です。
「バルタン星人」だと言った友だちがいました。確かに似ていますが、ウルトラマンに出てくるバルタン星人の形をちゃんと知っている人はどのくらいいますかね。それにしてもユニークな形の冬芽の一つです。

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ハウチワカエデやコハウチワカエデはイロハモミジなどのカエデに比べて、葉の切れ込みが浅くて天狗の団扇に似ています。うちの山にはハウチワカエデもコハウチワカエデもあります。
コハウチワカエデの2つの仮頂芽です。(左)側芽です。(右)

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どちらもヤマウルシの冬芽です。
冬芽の下にあった葉が取れて落ちた跡があります。葉痕と言います。よく見ると葉痕が顔の様に見えます。葉痕が顔で、冬芽が帽子の様です。冬芽も葉痕も木によって様々な形をしているので、その気で眺めると面白いです。

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上は三日月型をしたホウノキの冬芽です。5cmほどの長さになるものもあり日本最大な冬芽です。革の様なキャップの中に新しい葉が折りたたまれています。
空には昼間の半月がクリアに見えます。(上)

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見上げると晴れた空に木々の梢が光ってます。森はずーっと強い日差しに満ちています。冬も終わりに近づいています。

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木々の枝の向こうに粟ヶ岳の輝く頂上が見えます。

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空は枝だらけでスッキリ粟ヶ岳を見渡せる箇所がないのですが、

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何と我が家の向かいの崖の上に立つのが一番スッキリです。双子やバタフライマンやいろんな雪形が次々に現れる崖です。うちは粟ヶ岳の山懐に建っているんです。残雪をまとったこの時期の粟ヶ岳が一番立派です。
冬が終わりつつあるとは言え屋根の脇に、まだまだ2階に迫る積雪が残っているのがわかるでしょうか。

気持ちいい山歩きでもっと続けたかったのですが、食料を持って出なかったので腹が空いて残念ながら途中で中断して帰りま〜す。お腹ぺこぺこでーす。
モリガメ山のほんの1〜2合目でリタイアです。

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過ぎ去る冬の名残り l miss the winter to pass by [自然]

2月27日

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裏にある崖のバタフライマンの雪形が小さくなってます。それでもリカバリーしている腕の周りに飛び散る飛沫みたいに見える雪は昨晩降った雪です。こんな飛沫はすぐに消えちゃいますね。

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朝の陽射しが森の奥に届くようになり、春を感じるようになりました。

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今日は豊栄の病院に行く日です。田んぼのハクチョウも数が減ったような気もします。(上)晴れて遠くの飯豊連峰の白さがきれいですが、冬が通り過ぎていくのが少し寂しいです。待ち遠しかった春がそこまで来てるんですけどねー!退屈な冬はのんびり出来た時でもありました。
ここまで来たら松浜はすぐで、今晩実家に泊まろうか迷いましたが、行くだけ行って用事済ませてトンボ帰りします。
帰り道に白根プールに寄りました。バタフライもやったよ。泳ぎ終えて駐車場から西の空を見ると木星と金星の大接近が見れました。(下)近づいた惑星たちはやがてまた離れてゆきます。


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