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マグノリアの季節 magnolia season [自然]

4月4日

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午前中畑に行きました。
いい天気で粟ヶ岳もクリアに見えています。(上)
畑の周りのスイセンも色鮮やかです。(下)

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畑を囲む雑木林はタムシバの白い花がそこここに見られます。

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これはタムシバの花のアップです。
タムシバはしただの山に生えるモクレン科の花です。花の形はモクレンやコブシに似ていますね。
モクレン科をマグノリアと言います。家々にはモクレンの仲間がいろいろ咲いています。特にモクレンやシデコブシなど園芸品種のモクレン科をさしてマグノリアとも言います。そういったわけで今、山も里もマグノリアの季節なんです。
昔、園芸百科の仕事をしていた時、ガールマグノリアと言う系統のマグノリアを担当していて埼玉県の岡部の方の生産者さんの農場へ通ったことがあります。シモクレンとシデコブシを交配してアメリカで作られた小型のマグノリアです。「アン」、「ベティ」、「スーザン」といったアメリカ女性の名前がついた品種が数種類あります。シモクレンより花も姿も小さくて名前もかわいくて好きです。品種により多少開花の早い遅いがあり何度か通い詰めました。なので何となくマグノリアと言う言葉に惹かれます。
マグノリアの咲く頃から春も盛りになり、夜中から夜明けにかけてトラツグミの「ヒョー、ヒョー」と口笛みたいな囀りが聞こえるようになります。暗闇から聞こえる声を不気味がって怪物の鵺(ヌエ)の声みたいと言われていました。私には不気味と言うより哀愁を帯びた音に聞こえます。森の春が盛りが来たのを実感します。

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