吉ヶ平自然環境調査 2019.06.09 Yoshigahira Natural Environment Survey [しただ郷自然くらぶ]
6月9日

今日は吉ヶ平自然環境調査の日です。
9時に道の駅集合です。「しただ郷自然くらぶ」(自然くらぶ)以外の一般の方にもご参加いただきます。

上のエリアを調査します。
基本的に各エリアを通るルートを歩きながらの調査です。
a ゲートから進入路エリア

今日はこのエリアだけは、車で目に付いた場所で降りて観察しました。
上は雪の残る場所です。お父さんと参加してくれた小3のお子さんは、とてもしっかりして礼儀正しく気持ちのいい子でした。下はクジャクシダです。シダ類も多く緑豊かな爽やかな道です。
観察メモ(観察順、メモのまま)
ニホンザル(子ザル)、コシジシモツケ、クジャクシダ、トリアシショウマ、ノアザミ、チシマザサ、クサソテツ、ヒメシダ、ヤマドリゼンマイ
c 吉ヶ平山荘エリア 1

吉ヶ平山荘から八十里越方向に行きます。
アカネです。
左上はアカネの根で、染色に使う部位です。
標本用に採集する参加者の方です。怪しい人ではありません。植物のお勉強中!とても熱心な方でした。

ウスバシロチョウです。ハナニガナに止まっています。きれいな個体であまり動かないので羽化したてのようでした。
高山チョウじゃないですが北方系のチョウなので、低地にはいません。ヨーロッパや天山山脈にいるアポロチョウと同じ仲間です。しただ郷でも八木ヶ鼻より下では見られるところは少ないです。

トホシテントウを小3の子供さんが発見です。

オニグルミの雌花です。受粉前は柱頭が鮮やかな赤です。
観察メモ(観察順、メモのまま)
ハナニガナ、オオイタドリ、マムシグサ、シシウド、ウスバシロチョウ、モンシロチョウ、スジグロチョウ、トチノキ、ケアブラチャン、ケキツネノボタン、イブキヒメギス、トホシテントウ、アカネ、ツリバナ、ウワバミソウ、イヌガンソク、カメバヒキオコシ、ミズヒキ、コシノチャルメルソウ、ネコノメソウ、オククルマムグラ、ツクバネソウ、ウバユリ、ノブキ、サカゲイノデ、ヒロハテンナンショウ、イカル、ウグイス、フデリンドウ、オニグルミ、サワグルミ、ミズキ、オニドコロ、ウチワトコロ、カントウマユミ
e 雨生池エリア

馬場跡の標識で左に分かれて、八十里越への道へ行かずに雨生池に向かいます。
ギンリョウソウ(右上、右下)、湖畔のコケが生えたブナを這う大きなヤマナメクジ(左)です。

雨生池湖畔で一休みです。今日はここまでです。

手前側は若いオオバクロモジがたくさんありました。
観察メモ(観察順、メモのまま)
ホウチャクソウ、コシアブラ、サワフタギ、 マムシグサ、ヤマドリ(羽音)、ホトトギス、ギンリョウソウ、オオバクロモジ、ブナ、ヤマナメクジ、オオナルコユリ、ミヤマナルコユリ、クマイチゴ、イヌガンソク、サカゲイノデ
c' 吉ヶ平山荘エリア 2

一旦吉ヶ平山荘に戻ってから昼食後、守門川左岸を上ります。
いつもなら雨生池から戻ればもう終わりですが、今回調査もあるし、お客様もいることですから頑張ってます。
今回、お客様にとても植物に詳しい方がいてとても助かります。

ミズタビラコの花です。キュウリグサやミズタビタコの花序はさそり型花序と言って花軸の先が螺旋に巻いています。その螺旋が外の方から解けながら順に咲いてゆきます。
観察メモ(観察順、メモのまま)
サワアザミ、ナンブアザミ、ケナシヤブデマリ、サワグルミ、コウヤワラビ、ミズタビラコ、オニタビラコ、オオヨシキリ、ボタンズル
d 大池エリア

守門川沿いの道を右に分かれて大池に向かいます。
大池の周りは湿原になっているので踏みこむのに気を使います。心苦しいです。付いている踏み跡を最小限に辿ります。(下)大池に来る人はあまりいなかったのですが、今日は2組に会いました。来る人が増えると貴重な湿原が荒れるのが心配です。池沿いに白いカキツバタの花が咲いています。残念ながらミツガシワの花は終わって実が付いていました。

雨生池の名に因んでアマゴイルリトンボと名付けられた貴重種のトンボですが、大池の方にはるかに多く生息しています。毎年見ていますがこちらの方がアマゴイルリトンボの分布の中心と思われます。その意味でも大池の湿原は貴重な環境です。
これはアマゴイルリトンボのオスです。今日はメスを見かけませんでした。
下はウンカのような虫を捕食しています。

大池への道にサワフタギの白い花が咲いています。(下)サワフタギにお約束のシロホタルガの幼虫がいました。(左上)嬉しくなっちゃいます。サワフタギがシロホタルガの食草です。まあ、モンシロチョウとキャベツみたいな関係?この幼虫は毒を持っているんで触らない方がいいです。
右上はカメバヒキオコシです。亀っぽい形の葉っぱです。カメバヒキオコシは、ずーっと八十里越の道沿いに生えている草です。
観察メモ(観察順、メモのまま)
オニグルミ、サワフタギ、シロホタルガ、チゴユリ、オオナルコユリ、アカショウビン、アマゴイルリトンボ、ミツガシワ、サギスゲ、カサスゲ、カキツバタ、カメバヒキオコシ、ノジコ
植物好きのお客様が揃い、皆さんに楽しんでいただける調査でした。そして美味しい昼食を用意してくださったスタッフにも感謝です。スタッフは横浜支部、群馬支部からも集まってくれました。
吉ヶ平サイコー!ありがとう。
今年は吉ヶ平の調査です。まだまだ続きますから皆さんよろしくですよー。
ジョンとヨーコの映像に涙が出るよー!
皆んな若くて幸せだった頃。

今日は吉ヶ平自然環境調査の日です。
9時に道の駅集合です。「しただ郷自然くらぶ」(自然くらぶ)以外の一般の方にもご参加いただきます。

上のエリアを調査します。
基本的に各エリアを通るルートを歩きながらの調査です。
a ゲートから進入路エリア

今日はこのエリアだけは、車で目に付いた場所で降りて観察しました。
上は雪の残る場所です。お父さんと参加してくれた小3のお子さんは、とてもしっかりして礼儀正しく気持ちのいい子でした。下はクジャクシダです。シダ類も多く緑豊かな爽やかな道です。
観察メモ(観察順、メモのまま)
ニホンザル(子ザル)、コシジシモツケ、クジャクシダ、トリアシショウマ、ノアザミ、チシマザサ、クサソテツ、ヒメシダ、ヤマドリゼンマイ
c 吉ヶ平山荘エリア 1

吉ヶ平山荘から八十里越方向に行きます。
アカネです。
左上はアカネの根で、染色に使う部位です。
標本用に採集する参加者の方です。怪しい人ではありません。植物のお勉強中!とても熱心な方でした。

ウスバシロチョウです。ハナニガナに止まっています。きれいな個体であまり動かないので羽化したてのようでした。
高山チョウじゃないですが北方系のチョウなので、低地にはいません。ヨーロッパや天山山脈にいるアポロチョウと同じ仲間です。しただ郷でも八木ヶ鼻より下では見られるところは少ないです。

トホシテントウを小3の子供さんが発見です。

オニグルミの雌花です。受粉前は柱頭が鮮やかな赤です。
観察メモ(観察順、メモのまま)
ハナニガナ、オオイタドリ、マムシグサ、シシウド、ウスバシロチョウ、モンシロチョウ、スジグロチョウ、トチノキ、ケアブラチャン、ケキツネノボタン、イブキヒメギス、トホシテントウ、アカネ、ツリバナ、ウワバミソウ、イヌガンソク、カメバヒキオコシ、ミズヒキ、コシノチャルメルソウ、ネコノメソウ、オククルマムグラ、ツクバネソウ、ウバユリ、ノブキ、サカゲイノデ、ヒロハテンナンショウ、イカル、ウグイス、フデリンドウ、オニグルミ、サワグルミ、ミズキ、オニドコロ、ウチワトコロ、カントウマユミ
e 雨生池エリア

馬場跡の標識で左に分かれて、八十里越への道へ行かずに雨生池に向かいます。
ギンリョウソウ(右上、右下)、湖畔のコケが生えたブナを這う大きなヤマナメクジ(左)です。

雨生池湖畔で一休みです。今日はここまでです。

手前側は若いオオバクロモジがたくさんありました。
観察メモ(観察順、メモのまま)
ホウチャクソウ、コシアブラ、サワフタギ、 マムシグサ、ヤマドリ(羽音)、ホトトギス、ギンリョウソウ、オオバクロモジ、ブナ、ヤマナメクジ、オオナルコユリ、ミヤマナルコユリ、クマイチゴ、イヌガンソク、サカゲイノデ
c' 吉ヶ平山荘エリア 2

一旦吉ヶ平山荘に戻ってから昼食後、守門川左岸を上ります。
いつもなら雨生池から戻ればもう終わりですが、今回調査もあるし、お客様もいることですから頑張ってます。
今回、お客様にとても植物に詳しい方がいてとても助かります。

ミズタビラコの花です。キュウリグサやミズタビタコの花序はさそり型花序と言って花軸の先が螺旋に巻いています。その螺旋が外の方から解けながら順に咲いてゆきます。
観察メモ(観察順、メモのまま)
サワアザミ、ナンブアザミ、ケナシヤブデマリ、サワグルミ、コウヤワラビ、ミズタビラコ、オニタビラコ、オオヨシキリ、ボタンズル
d 大池エリア

守門川沿いの道を右に分かれて大池に向かいます。
大池の周りは湿原になっているので踏みこむのに気を使います。心苦しいです。付いている踏み跡を最小限に辿ります。(下)大池に来る人はあまりいなかったのですが、今日は2組に会いました。来る人が増えると貴重な湿原が荒れるのが心配です。池沿いに白いカキツバタの花が咲いています。残念ながらミツガシワの花は終わって実が付いていました。

雨生池の名に因んでアマゴイルリトンボと名付けられた貴重種のトンボですが、大池の方にはるかに多く生息しています。毎年見ていますがこちらの方がアマゴイルリトンボの分布の中心と思われます。その意味でも大池の湿原は貴重な環境です。
これはアマゴイルリトンボのオスです。今日はメスを見かけませんでした。
下はウンカのような虫を捕食しています。

大池への道にサワフタギの白い花が咲いています。(下)サワフタギにお約束のシロホタルガの幼虫がいました。(左上)嬉しくなっちゃいます。サワフタギがシロホタルガの食草です。まあ、モンシロチョウとキャベツみたいな関係?この幼虫は毒を持っているんで触らない方がいいです。
右上はカメバヒキオコシです。亀っぽい形の葉っぱです。カメバヒキオコシは、ずーっと八十里越の道沿いに生えている草です。
観察メモ(観察順、メモのまま)
オニグルミ、サワフタギ、シロホタルガ、チゴユリ、オオナルコユリ、アカショウビン、アマゴイルリトンボ、ミツガシワ、サギスゲ、カサスゲ、カキツバタ、カメバヒキオコシ、ノジコ
植物好きのお客様が揃い、皆さんに楽しんでいただける調査でした。そして美味しい昼食を用意してくださったスタッフにも感謝です。スタッフは横浜支部、群馬支部からも集まってくれました。
吉ヶ平サイコー!ありがとう。
今年は吉ヶ平の調査です。まだまだ続きますから皆さんよろしくですよー。
ジョンとヨーコの映像に涙が出るよー!
皆んな若くて幸せだった頃。
2019-06-11 22:19
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コメント(2)
これは広範囲の調査ですね。
子供さんも、お若い方も。魅力の「調査隊」。
by 夏炉冬扇 (2019-06-12 18:03)
なかなか大変な調査ですが、楽しみながらやってます。
by モリガメ (2019-06-12 21:06)