吉ヶ平自然環境調査 2019.09.03 Yoshigahira Natural Environment Survey [しただ郷自然くらぶ]
9月3日
しただ郷川虫くらぶ Shitada River Bugs Club
今日は「しただ郷自然くらぶ」の川虫調査の日です。あいにくのザーザー雨ですが、吉ヶ平の守門川とその小沢2本の調査を決行します。村上から川虫の先生も来て下さいました。
私とこの2名と先生が調査隊です。
グリーンの雨具と長靴がきまってるねぇー!(左上)
「ダメおやじ」と書かれた笠を被った人はダメおやじですが、ダメなおやじではありません。(右上)川に入ればシャキッとしますよ。
先生は激流の守門川を物ともせずに、ガシャガシャ川虫採集に突き進みます。
「ダメおやじ」も負けじと動物的勘で早くも仔イワナをゲットです。でも川虫が目的だから!わかってる?(左上)
川虫を含んだ砂をバケツにあけて、それをさらに皿や小さな容器に分けとります。先生は素人にはゴミ特別のつかないようなものから川虫を見分けます。スゴイ!
左下はヒトホシクラカケカワゲラとミヤマナガレアブ(丸まってます。)
右下はヘビトンボ(マゴタロウムシ)をピンセットで取り分けています。
川虫探しは川の宝探しです。とても面白く雨に濡れても面白くてたまりません。
初めて知る面白さです。
大きな虫は網の中でも見分けられますが、小さな虫は先ほどの方法で分けないと見落とします。左2点は3cm角ほどの容器でここに仲間別に仕分けします。左上はオオエゾヨコエビを仕分けしたところです。
右上はモンカワゲラ属、右下はミヤマナガレアブです。
入りきらない虫は小ビンに分けます。これはモンカワゲラ属です。(左上)
ピンセットも必要な道具です。(右上)
製氷皿も仕分けに便利な道具です。(下)
本流以外に小沢にも入ります。先生はどんどん先に進みます。
湧き水の水源まで這い上がり、狙い通りトワダカワゲラなどをゲットされます。達人ですねぇー!
川虫探し ≒ 禁断の悦びです。 ウヒヒヒ・・・!
以下のようにいろいろな川虫が採れました。(左上から右下へ)
オンタケトビケラ、ミネトワダカワゲラ、トワダナガレトビケラ、ウスバガガンボ属、オニヤンマ、ミネトワダカワゲラ♀交接孔、マルガムシ、ヘビトンボ(マゴタロウムシ)、モンカワゲラ属
オナシカワゲラsp.、ヤマトセンブリ、ハリガネムシsp.、ミヤマシマトビケラsp.、ミズムシ、シロハラコカゲロウ、ミズムシ♂♀、ミズムシ♂♀、ミヤマナガレアブ
ヒトホシクラカケカワゲラyoung、ウエノカワゲラ、オオエゾヨコエビ、フタスジモンカゲロウ、オオエゾヨコエビ、プラナリア、フトヒゲカクツツトビケラ、クロツツトビケラ(?)、ユスリカsp.(アカムシ)
オオマダラカゲロウ、ニッポンナガレトビケラ、ウエノカワゲラ、ミヤマウズムシ(プラナリア)、ヨシノマダラカゲロウ、ヒゲナガガガンボ属、エルモンヒラタカゲロウ、プラナリア、エルモンヒラタカゲロウ
川虫と言ってもいろんな動物の仲間です。
例えばこのフトヒゲカクツツトビケラの幼虫は、水中で砂つぶや終齢近くなると植物の葉を絹糸でつずり四角柱の巣を作ります。この中で羽化して空中を飛ぶ成虫になります。
ほぼ撮影順に、
、トワダナガレトビケラ、ミネトワダカワゲラ、マルガムシ、オンタケトビケラ、オニヤンマ、ヘビトンボ(マゴタロウムシ)、ウスバガガンボ属、ヤマトセンブリ、ハリガネムシsp.、オナシカワゲラsp.、シロハラコカゲロウ、ミズムシ♂♀、ミヤマシマトビケラsp.、ミヤマナガレアブ、ヒトホシクラカケカワゲラyoung、オオエゾヨコエビ、ユスリカsp.(アカムシ)、フタスジモンカゲロウ、フトヒゲカクツツトビケラ、クロツツトビケラ(?)、ウエノカワゲラ、プラナリア、ミヤマウズムシ(プラナリア)、エルモンヒラタカゲロウ、フトヒゲカクツツトビケラ、オオマダラカゲロウ、ヒゲナガガガンボ属、ヨシノマダラカゲロウ、ニッポンナガレトビケラ、エルモンヒラタカゲロウ、ミネトワダカワゲラ♀交接孔
「しただ郷自然くらぶ」として初めての本格川虫調査でした。短時間で大変成果があがりました。これはひとえに遠く村上から駆けつけてくださった「川虫先生」のおかげなのです。こんな本格的な調査方法、鑑定は先生がおられなければかないませんでした。ありがとうございました。前出の「ダメおやじ」は長年「NPO渓流再生フォーラム」の会長を務めて新潟県の渓流環境保全に勤めてこられた人です。でも、私たちだけでは、「ピンチョロ、オニチョロ、クロカワムシ・・・」という、釣り餌レベルから出ることは無理だったでしょう。この短時間で採集、仕分け、鑑定、撮影が出来たことは予想以上でした。しかも雨の中!
今日はおかげさまで無限に広がる「川虫世界」の豊かさをのぞき見ることが出来ました。
吉ヶ平自然調査は植物調査が多いのですが、これで水中も調べることが出来てバリエーションが広がりました。川だけでなく湖沼の調査もする機会があればモアベターです。
しただ郷川虫くらぶ Shitada River Bugs Club
今日は「しただ郷自然くらぶ」の川虫調査の日です。あいにくのザーザー雨ですが、吉ヶ平の守門川とその小沢2本の調査を決行します。村上から川虫の先生も来て下さいました。
私とこの2名と先生が調査隊です。
グリーンの雨具と長靴がきまってるねぇー!(左上)
「ダメおやじ」と書かれた笠を被った人はダメおやじですが、ダメなおやじではありません。(右上)川に入ればシャキッとしますよ。
先生は激流の守門川を物ともせずに、ガシャガシャ川虫採集に突き進みます。
「ダメおやじ」も負けじと動物的勘で早くも仔イワナをゲットです。でも川虫が目的だから!わかってる?(左上)
川虫を含んだ砂をバケツにあけて、それをさらに皿や小さな容器に分けとります。先生は素人にはゴミ特別のつかないようなものから川虫を見分けます。スゴイ!
左下はヒトホシクラカケカワゲラとミヤマナガレアブ(丸まってます。)
右下はヘビトンボ(マゴタロウムシ)をピンセットで取り分けています。
川虫探しは川の宝探しです。とても面白く雨に濡れても面白くてたまりません。
初めて知る面白さです。
大きな虫は網の中でも見分けられますが、小さな虫は先ほどの方法で分けないと見落とします。左2点は3cm角ほどの容器でここに仲間別に仕分けします。左上はオオエゾヨコエビを仕分けしたところです。
右上はモンカワゲラ属、右下はミヤマナガレアブです。
入りきらない虫は小ビンに分けます。これはモンカワゲラ属です。(左上)
ピンセットも必要な道具です。(右上)
製氷皿も仕分けに便利な道具です。(下)
本流以外に小沢にも入ります。先生はどんどん先に進みます。
湧き水の水源まで這い上がり、狙い通りトワダカワゲラなどをゲットされます。達人ですねぇー!
川虫探し ≒ 禁断の悦びです。 ウヒヒヒ・・・!
以下のようにいろいろな川虫が採れました。(左上から右下へ)
オンタケトビケラ、ミネトワダカワゲラ、トワダナガレトビケラ、ウスバガガンボ属、オニヤンマ、ミネトワダカワゲラ♀交接孔、マルガムシ、ヘビトンボ(マゴタロウムシ)、モンカワゲラ属
オナシカワゲラsp.、ヤマトセンブリ、ハリガネムシsp.、ミヤマシマトビケラsp.、ミズムシ、シロハラコカゲロウ、ミズムシ♂♀、ミズムシ♂♀、ミヤマナガレアブ
ヒトホシクラカケカワゲラyoung、ウエノカワゲラ、オオエゾヨコエビ、フタスジモンカゲロウ、オオエゾヨコエビ、プラナリア、フトヒゲカクツツトビケラ、クロツツトビケラ(?)、ユスリカsp.(アカムシ)
オオマダラカゲロウ、ニッポンナガレトビケラ、ウエノカワゲラ、ミヤマウズムシ(プラナリア)、ヨシノマダラカゲロウ、ヒゲナガガガンボ属、エルモンヒラタカゲロウ、プラナリア、エルモンヒラタカゲロウ
川虫と言ってもいろんな動物の仲間です。
例えばこのフトヒゲカクツツトビケラの幼虫は、水中で砂つぶや終齢近くなると植物の葉を絹糸でつずり四角柱の巣を作ります。この中で羽化して空中を飛ぶ成虫になります。
ほぼ撮影順に、
、トワダナガレトビケラ、ミネトワダカワゲラ、マルガムシ、オンタケトビケラ、オニヤンマ、ヘビトンボ(マゴタロウムシ)、ウスバガガンボ属、ヤマトセンブリ、ハリガネムシsp.、オナシカワゲラsp.、シロハラコカゲロウ、ミズムシ♂♀、ミヤマシマトビケラsp.、ミヤマナガレアブ、ヒトホシクラカケカワゲラyoung、オオエゾヨコエビ、ユスリカsp.(アカムシ)、フタスジモンカゲロウ、フトヒゲカクツツトビケラ、クロツツトビケラ(?)、ウエノカワゲラ、プラナリア、ミヤマウズムシ(プラナリア)、エルモンヒラタカゲロウ、フトヒゲカクツツトビケラ、オオマダラカゲロウ、ヒゲナガガガンボ属、ヨシノマダラカゲロウ、ニッポンナガレトビケラ、エルモンヒラタカゲロウ、ミネトワダカワゲラ♀交接孔
「しただ郷自然くらぶ」として初めての本格川虫調査でした。短時間で大変成果があがりました。これはひとえに遠く村上から駆けつけてくださった「川虫先生」のおかげなのです。こんな本格的な調査方法、鑑定は先生がおられなければかないませんでした。ありがとうございました。前出の「ダメおやじ」は長年「NPO渓流再生フォーラム」の会長を務めて新潟県の渓流環境保全に勤めてこられた人です。でも、私たちだけでは、「ピンチョロ、オニチョロ、クロカワムシ・・・」という、釣り餌レベルから出ることは無理だったでしょう。この短時間で採集、仕分け、鑑定、撮影が出来たことは予想以上でした。しかも雨の中!
今日はおかげさまで無限に広がる「川虫世界」の豊かさをのぞき見ることが出来ました。
吉ヶ平自然調査は植物調査が多いのですが、これで水中も調べることが出来てバリエーションが広がりました。川だけでなく湖沼の調査もする機会があればモアベターです。
2019-09-07 01:26
nice!(85)
コメント(10)
いろいろいますね。
論文書けますよ。
by 夏炉冬扇 (2019-09-08 18:46)
ありがとうございます。吉ヶ平自然調査の一環です。
by モリガメ (2019-09-08 21:00)
“禁断の悦びウヒヒヒ・・・!” さすがプロカメラマンのモリガメさん。小さなムシも綺麗な絵にまとめていますね。川虫の種類の多さは、当地の自然状態が維持されていることなんでしょうね。
by michi (2019-09-10 06:36)
イヤイヤこれは、川虫先生のおかげです。
by モリガメ (2019-09-10 13:06)
イワナやヤマメを釣るときに良く川虫を捕って
釣りしてましたが、こんなに沢山種類があったんですね。
by 旅爺さん (2019-09-10 13:43)
川虫と言っても釣り餌になるもの以外いっぱいいます。土壌生物レベルでも無いでしょうけど?
by モリガメ (2019-09-10 13:48)
初めまして、bit日記への訪問/niceありがとうございます
川には色々な生き物が居てワクワクしますよねー。
僕もザリガニとか釣って遊んだのを覚えています。
また、機会がありましたらよろしくお願いします┏○ペコ
by 沖田 翼 (2019-09-10 21:16)
よろしくお願いいたします。
by モリガメ (2019-09-11 07:32)
雨で大変でしたね。少年のような心で楽しまれたのでしょう。小さな虫たちに魅せられた自然くらぶ。いいですね
by やま (2019-09-11 14:01)
私の農業用のカッパはまったく防水効かずびっしょり濡れました。それでも楽しい川虫採集でした。川虫先生に大感謝!
by モリガメ (2019-09-11 21:33)