昼の目と夜の目 day eyes and night eyes

9月28日

夜、プールから帰り家の鍵を開けようとしたらドアにオオカマキリがいました。ちょっと変な感じしませんか？目が真っ黒でしょ。

9月28日、10月1日

この時の目が上で、10月1日の日中撮った目が下です。
昼の目は緑色ですが、夜の目は真っ黒です。夜も活動するカマキリは獲物などの物がよく見えるように目いっぱい光を吸収する構造になっています。つまりほとんど光を反射しないのです。黒い紙が光を反射しないから黒く見えるように夜のカマキリの目も黒く見えるのです。
なお、昼のカマキリの目に黒い瞳孔のような小さな点が見えそれが常にカメラ目線のようにこちらに向いています。でも、カマキリは他の昆虫のように小さな目が集まった複眼で瞳孔のような構造はありません。複眼の中の一部の個眼の角度がちょうど眼の黒い底まで見通せる角度になるからです。その角度の個眼が瞳孔のように黒く見えるのです。これを偽瞳孔といいます。トンボなどの目もこの偽瞳孔になっています。

タグ：夜の目 複眼 偽瞳孔 昼の目

コメント 3

ほほ～　すごく勉強になります。さすが　モリガメさんです
by やま (2020-10-05 15:21) 

ハイ！ありがとうございます。
by モリガメ (2020-10-06 20:32) 

オオカマキリは　最初から緑色なのですね。茶色は茶色のカマキリですね。色が変わるわけではないのですね。
by やま (2020-10-08 20:33)