清流再生への道・五十嵐川と守門川 [しただ郷自然くらぶ]
川上で何かおかしなことが?
五十嵐川
川のスペシャリストである「NPO 法人・新潟水辺の会」代表・大熊先生と相楽さんのお二人、スノーピーク上原さんをお招きして五十嵐川と守門川を歩いて見ました。私達自然くらぶは藤兵衛さんとモリガメです。
五十嵐川のダムより下流の塩野淵では、流れは濁り、石にはドロがへばり付きといった状態です。これに引きかえて、大谷ダムより上流部では、きれいな流れで石もきれいでカジカ(カエル)は居ると、まったく違った様相を示していました。川で遊ぶ子供たちも楽しそうでした。
守門川
守門川へまわり、吉ヶ平。ここでイベント中のOhさんトンベさんらとも顔合わせしました。道を聞いて、更に上へ。目に飛び込んでくるのは要塞のような巨大堰堤です。「なんのために作った堰堤だ・・・」と大熊先生があきれかえる大きさに一同同感です。しかも、その更に上流にある古い堰堤(健在です)との間にまた新しい堰堤を作るための道付けがしてありました。「なんのために作るんだ?」と大熊先生がまたビックリ。私達もまたビックリです。
うれしいビックリはその道のどん詰まりまでバイクで来て更に奥まで入り込んで釣っている女子高生釣り師を遠望できたことです。そのバイクに「K市の高校への通学用バイク」と書いてあってわかったんですが、イマドキはそんな女子高生もいるということにうれしさを感じました。
あたりは鬱蒼とした原生林です。なかなか見られない巨木もたくさんあります。この木々を倒し何のためか分からない堰堤をつくり、挙句の果ては砂利も流れず水も腐らす。魚も棲めない川にする。税金つかってアホなことをせんといてや!
「しただ郷自然くらぶ」として
ほかのやり方での治水土木の仕事はいろいろあるので、別に堰堤を作らなくても建設業の方にやっていただくことはあるんだそうです。
水害対策も巨大ダムや堤防での「自然克服型」でゆくのではなく、「自然との共存型」に移行する世の流れだそうです。「自然克服型」は三条市の7.13水害でもすでに限界がみえた手法なのだそうです。
いろいろ観光に力を入れるにせよ、元になる自然に魅力がなくなればしただ郷に来てくれる人はいなくなります。五十嵐川の水をこのまま汚れたままにしてはおけないでしょう。今日は専門の方のご意見が聞けてよかったです。清流再生がスタートの緒についたことをお知らせするとともに、「女子高生さん気をつけて釣ってください!」といいたいです。
上 今日吉ヶ平で捕れたイワナ 2段目左 ウォタープレイスかわせみ・塩野淵にて
2段目右 大谷ダムより上流部の五十嵐川 3段目左 吉ヶ平の巨大堰堤 3段目右 謎の女子高生釣り師
下 吉ヶ平の原生林・トチノキやサワグルミの巨木に驚く
2段目右 大谷ダムより上流部の五十嵐川 3段目左 吉ヶ平の巨大堰堤 3段目右 謎の女子高生釣り師
下 吉ヶ平の原生林・トチノキやサワグルミの巨木に驚く
五十嵐川
川のスペシャリストである「NPO 法人・新潟水辺の会」代表・大熊先生と相楽さんのお二人、スノーピーク上原さんをお招きして五十嵐川と守門川を歩いて見ました。私達自然くらぶは藤兵衛さんとモリガメです。
五十嵐川のダムより下流の塩野淵では、流れは濁り、石にはドロがへばり付きといった状態です。これに引きかえて、大谷ダムより上流部では、きれいな流れで石もきれいでカジカ(カエル)は居ると、まったく違った様相を示していました。川で遊ぶ子供たちも楽しそうでした。
守門川
守門川へまわり、吉ヶ平。ここでイベント中のOhさんトンベさんらとも顔合わせしました。道を聞いて、更に上へ。目に飛び込んでくるのは要塞のような巨大堰堤です。「なんのために作った堰堤だ・・・」と大熊先生があきれかえる大きさに一同同感です。しかも、その更に上流にある古い堰堤(健在です)との間にまた新しい堰堤を作るための道付けがしてありました。「なんのために作るんだ?」と大熊先生がまたビックリ。私達もまたビックリです。
うれしいビックリはその道のどん詰まりまでバイクで来て更に奥まで入り込んで釣っている女子高生釣り師を遠望できたことです。そのバイクに「K市の高校への通学用バイク」と書いてあってわかったんですが、イマドキはそんな女子高生もいるということにうれしさを感じました。
あたりは鬱蒼とした原生林です。なかなか見られない巨木もたくさんあります。この木々を倒し何のためか分からない堰堤をつくり、挙句の果ては砂利も流れず水も腐らす。魚も棲めない川にする。税金つかってアホなことをせんといてや!
「しただ郷自然くらぶ」として
ほかのやり方での治水土木の仕事はいろいろあるので、別に堰堤を作らなくても建設業の方にやっていただくことはあるんだそうです。
水害対策も巨大ダムや堤防での「自然克服型」でゆくのではなく、「自然との共存型」に移行する世の流れだそうです。「自然克服型」は三条市の7.13水害でもすでに限界がみえた手法なのだそうです。
いろいろ観光に力を入れるにせよ、元になる自然に魅力がなくなればしただ郷に来てくれる人はいなくなります。五十嵐川の水をこのまま汚れたままにしてはおけないでしょう。今日は専門の方のご意見が聞けてよかったです。清流再生がスタートの緒についたことをお知らせするとともに、「女子高生さん気をつけて釣ってください!」といいたいです。
2011-07-04 00:34
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コメント(4)
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一番古い堰堤は、昔の吉ヶ平の発電のための堰堤跡だと思う。
たしか、発電機を見たように思う。
by 平岡 (2011-07-04 12:15)
そうなんですか!と、言うことは吉ヶ平は電気の自給が出来ていたのでしょうか?「エネルギーの地産地消」が叫ばれる昨今から見れば、最先端を行っていたわけですね。やむを得ず最先端になったような感はありますが、大量生産大量消費はもう古い、吉ヶ平を見習えば原発なんて要らないんだけど。
by モリガメ (2011-07-04 19:30)
お疲れ様です。
モリガメ様、その通りで大方のものは地産・地消が一番効率的ですね。
電気も例外では有りません、長距離を送電すればそれだけ減衰するんで、東京の電気は東京で作りましょう。
新鮮の方が良いのでは?へへへ・・・意味が違うか(笑)
by じご (2011-07-05 17:06)
じご様に大賛成です。
ところで、電気は蓄電池でも使わなければ、発電即消費だから、新鮮でなくちゃ!
by モリガメ (2011-07-06 20:02)