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緑のドンデ平 green Donde Plateau [八十里越え]

6月27日

かつて吉ヶ平は、八十里越えの向こう側・会津の人々からは「越後の京」とまでよばれていました。その吉ヶ平から人々が集団離村して50年近い時が経ちます。今、新たに吉ヶ平山荘が建ち、その周辺には人気も感じられるようになってきました。また、八十里越え、雨生池へ訪れる人もそれなりにいます。
一方で、南西側、網張山方向へ入る人はごく僅かです。
私も南側の大池行くことはあっても、そっちへは守門岳の大岳、網張山と下って来て吉ヶ平へ下りるのに通ったことがあるくらいです。

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今日は、その南西方向・ドンデ平と呼ばれる方へと行ってみました。
新潟の方でトレールランニングイベントを主催されている方がいて、その人を案内して行くのです。吉ヶ平周辺でトレランのコースを作れないかというお話に協力しての案内です。吉ヶ平名ガイドのOさんと3人で行きました。
網張新道を下りて平になった辺りが、ドンデ平です。(上)なんか、天国のような眺めでしょ!ここいらは畑だったところで、更に奥の奥ドンデと言われた辺りには水田もありました。それらを巡る道があり、その道と網張新道を使ってトレランコースにしようという目論見です。網張新道は手入れされているいい道です。そしてその古い道の道形はちゃんと残っているのです。ただ、人気が途絶えて時は経ち草がボウボウです。ましてこの季節は草の勢いは圧倒的です。刈り払い機やナタで行く手を切り開きながら進みます。(下2点)
そうはいっても奥山の藪漕ぎほどの草藪でもなく、このドンデ平を中心に吉ヶ平周辺を加えていいトレランコースを組めそうです。
美しい緑に囲まれ歩けばとても清々しい気分になれます。

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ガクアジサイ(左)を見かけたり、サンカヨウの実を見つけました。もう少し熟していれば甘くて美味しいのですが、チョット早めで少しは苦味がありました。

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ハムシ(上)の幼虫が集団で蛹化していました。
ヒメギスがたくさんいます。胸部の白線が目立つのでイブキヒメギスではなくヒメギスのようです。(下)

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美しい湿原の脇を通って吉ヶ平に戻ります。

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吉ヶ平に戻り午後は炭焼き小屋作りの手伝いです。今日は屋根のアタン(トタン)をほぼ張り上げました。窯に火を入れるのももうじきです。

今日は一日吉ヶ平を満喫できました。

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コメント 5

えちごびと おやじ@新潟

「越後の京」というのは素晴らしいですね。いかに人間交流が頻繁であったかを如実に表す表現だと思います。お互いの文化程度が高かったということではないでしょうか。古代の人達の生活を想像すると楽しいです。色々な生物が生息する貴重な自然は大切にしたいものです。
by えちごびと おやじ@新潟 (2015-06-28 08:09) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

ハムシの幼虫集団、1~2匹なら良いですがこれだけ居ると・・・(゜Д゜)
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2015-06-28 10:16) 

モリガメ

まああまりきれいとかいうわけじゃないですね。

by モリガメ (2015-06-28 10:40) 

JUNKO

皆さんでお手伝いをする光景などこちらでは見かけません。
by JUNKO (2015-06-28 17:02) 

モリガメ

炭焼き自体がボランティアでやっていることなんです。

by モリガメ (2015-06-28 17:38) 

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