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春の大つばき展 Great Camellia Exhibition in spring [日記]

4月7日

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新潟県花つばき協会のツバキ展に行って来ました。友人の主宰するツバキの会で、彼に会うためにも毎年出かけています。今年は特に出展の花も多く豪華な感じがします。4月9日(日曜日)まで県立植物園で開催されていますので、お近くの方は是非いらっしゃって下さい。

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ショックだけど納得した話です。友人は貴重なツバキの品種をたくさん収集していますが、そろそろ終活に入りだしたというんです。終活なんて親の話くらいに思っていたのですが、まさか高校の同級生から聞こうとは思いませんでした。ツバキは生き物なんでその世話をする人がいなければなりません。それはとても家族に頼むわけにもいきません。ツバキが好きで、よく知っている人で無ければいけません。そう人に貴重な品種のツバキを引継いでもらいだしたということです。
伝統園芸の品種はそれを育て、守る個人の愛好家によって引き継がれています。日本の伝統園芸が盛り上がったのは元禄の時代です。今に引き継がれている品種はあるけれど、マイナーな品種は随分途中で途絶えたことと思われます。
変化咲き朝顔は文化文政期に出揃い、嘉永安政期に第2ブームが起こりました。その後紆余曲折を経て第二次世界大戦で決定的に品種が散逸しています。わずかに少数の収集家が伝えて来た品種を国の研究機関で復興させて、今に至っています。
元禄に隆盛期を迎えた琴糸南天の取材で琴糸南天協会の会長さんのお宅にお邪魔し、数々の貴重種を見せていただいたことがあります。当時でもかなりお年だった記憶がありますが、品種の継承について悩んでおられました。その後あの南天たちがどうしたのかが気になります。
そんなことで、友人が終活を始めたことには納得し早めにやるにかぎるとは思います。さて、私にとっての終活はと思うと、どうしたもんじゃろねーと思う次第です。

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斗夢

変化咲きは毎年横浜市こども植物園で見ていますが、市内の愛好家の
方々が育てているんですね。
色々の同好会?があり、季節ごとに楽しませて貰っています。
by 斗夢 (2017-04-09 06:31) 

モリガメ

植物好きな人たちは楽しそうです。
by モリガメ (2017-04-09 07:13) 

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