夢見る70歳クライマー a 70-year-old climber to dream [八十里越え]
5月5〜6日
いわゆる裏八十里越経由で丸倉山へ途中1泊でという計画に誘われて、行きたいような、行きたくないような状態でその日をむかえてしまいました。カワクルミ沢をつめて日本平、万之助、五平衛小屋、蕗平、只見へと抜けるのが裏八十里越です。五平衛小屋まで裏八十里越を行き、そこから尾根づたいに大倉山、丸倉山に行きます。丸倉山からは丸倉鉱山跡経由で289工事用道路へ下ります。
日本平への上りはキツく、五平衛小屋までは小刻みなアップダウンに神経を使い藪こぎに消耗させられます。上は万之助あたりの狭く急な尾根です。下は丸倉山取り付きに至る雪の急斜面です。下への滑落と上からのブロック雪崩にヒヤヒヤしながらのトラバースです。
厳しいルートですが、そう簡単に入り込めない下田山塊の核心部は素晴らしい秘境です。上は粟ケ岳を背にしての上りです。中は粟ケ岳の尾根づたい東にある青里岳(左)、矢筈岳(右)が奥に、手前左端の茶色山が光明山で、その続きの尾根の右矢筈岳の右手前に毛無山の荒々しい茶色い山容が望めます。
奥地の山々が間近に迫る景色です。迷ったのが嘘みたいにすっかり野生の山に魅了されてしまいます。
15:30、まだ明るいけれどもう10時間は歩いています。大倉山を越したあたりの広々したコルでテントを張ります。丸倉山を間近に望めます。最高な天気と景色にビールでカンパーイ!どんな名酒もかなわない美味さでーす。
西の守門岳に夕闇が迫り、早々に幸せな眠りにつきます。
酒のせいか疲れのせいかよく寝れました。御神楽岳方向が明るくなり始めました。
月は西に日は東に、好天の朝が明けてきました。
この山行を企画したのは埼玉のベテラン登山家 Tさんです。このルートからの丸倉山は、Tさんにとっても長年の憧れの山です。昨年は単独行で雪に阻まれて途中リタイアしてています。
上は五平衛小屋跡を過ぎ大倉山、丸倉山へと目指す Tさんです。カッコいい70歳です。左に遠く浅草岳、その右が丸倉山です。
下は丸倉山稜線を頂上へとたどる Tさんです。GPSで位置確認した山頂で立ち止まり、大声で「ヤッホー!」と叫びます。夢がかなった瞬間です。冷静沈着なベテラン登山家もよほど嬉しかったんでしょうね。
後から頂上にたどり着いたトホホなオヤジたちも嬉しさに叫びます。
平な雪原が広がる丸倉山山頂は360度の展望です。
ことに、八十里越が一望できるのには大喜びです。
いわゆる裏八十里越経由で丸倉山へ途中1泊でという計画に誘われて、行きたいような、行きたくないような状態でその日をむかえてしまいました。カワクルミ沢をつめて日本平、万之助、五平衛小屋、蕗平、只見へと抜けるのが裏八十里越です。五平衛小屋まで裏八十里越を行き、そこから尾根づたいに大倉山、丸倉山に行きます。丸倉山からは丸倉鉱山跡経由で289工事用道路へ下ります。
日本平への上りはキツく、五平衛小屋までは小刻みなアップダウンに神経を使い藪こぎに消耗させられます。上は万之助あたりの狭く急な尾根です。下は丸倉山取り付きに至る雪の急斜面です。下への滑落と上からのブロック雪崩にヒヤヒヤしながらのトラバースです。
厳しいルートですが、そう簡単に入り込めない下田山塊の核心部は素晴らしい秘境です。上は粟ケ岳を背にしての上りです。中は粟ケ岳の尾根づたい東にある青里岳(左)、矢筈岳(右)が奥に、手前左端の茶色山が光明山で、その続きの尾根の右矢筈岳の右手前に毛無山の荒々しい茶色い山容が望めます。
奥地の山々が間近に迫る景色です。迷ったのが嘘みたいにすっかり野生の山に魅了されてしまいます。
15:30、まだ明るいけれどもう10時間は歩いています。大倉山を越したあたりの広々したコルでテントを張ります。丸倉山を間近に望めます。最高な天気と景色にビールでカンパーイ!どんな名酒もかなわない美味さでーす。
西の守門岳に夕闇が迫り、早々に幸せな眠りにつきます。
酒のせいか疲れのせいかよく寝れました。御神楽岳方向が明るくなり始めました。
月は西に日は東に、好天の朝が明けてきました。
この山行を企画したのは埼玉のベテラン登山家 Tさんです。このルートからの丸倉山は、Tさんにとっても長年の憧れの山です。昨年は単独行で雪に阻まれて途中リタイアしてています。
上は五平衛小屋跡を過ぎ大倉山、丸倉山へと目指す Tさんです。カッコいい70歳です。左に遠く浅草岳、その右が丸倉山です。
下は丸倉山稜線を頂上へとたどる Tさんです。GPSで位置確認した山頂で立ち止まり、大声で「ヤッホー!」と叫びます。夢がかなった瞬間です。冷静沈着なベテラン登山家もよほど嬉しかったんでしょうね。
後から頂上にたどり着いたトホホなオヤジたちも嬉しさに叫びます。
平な雪原が広がる丸倉山山頂は360度の展望です。
ことに、八十里越が一望できるのには大喜びです。
2015-05-07 20:47
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コメント(2)
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お疲れさまでした。
時間の経過とともに変化する風景、
どれもとても美しくて見入ってしまいます・・・。
by はらぼー (2015-05-11 10:05)
ありがとうございます。とても素晴らしい山行でした。
by モリガメ (2016-02-23 05:33)