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もう一つの故郷 another hometown [新潟]

3月22日

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朝は松浜の実家にいて、11時の三条に会議があり戻ります。年に一度だけ皆んなでお弁当を食べる会なんですが、今年は会議終了後各自弁当持ち帰りで食べることに変更です。コロナ禍のせいです。寂しい限りです。三条市内はコロナ感染危険地帯なんで、会議終了早々に白根プールに向かいます。新潟市内から見ると、また戻る方向です。

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三条から白根に戻る途中に母の実家だった場所の側を通ります。その一帯はちょっとした森になっています。手前の広々したところは昔は田んぼが広がっていました。今は無いけど左の方に一つ牛小屋がありました。
久しぶりなんでここで弁当を一人で食べました。美味しかったけど。

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3才から5才までここで母と過ごしました。私の幼い頃のまとまった記憶はここから始まります。
森の中に大きな屋敷や倉庫がありました。森の周りは堀に囲まれて正面に門番の住む立派な門がありました。右下の木の橋は別の出口でこれは当時の面影があります。でも板は最初2枚だけだったし、堀の水はもっとあって流れていた気がします。ここから田んぼに出れます。橋を渡ると外の世界です。森の中が自分の世界です。鯉や鮒、ライギョが住む大きな池とそばにニワトリ小屋がある小さな池があります。ニワトリの餌やりや卵採りは私の仕事でした。この小さい池の木の上に登っていたら、牛小屋脇の方の風呂からあがったオジサンがふんどし一丁でやって来ました。気持ちよさそうに涼んでいます。私に気づかないんで、こっち上からもじっとオジサンを見ていました。
自分の植えたチューリップが咲いたのが嬉しかった記憶があります。左下は大きな池と堀との繋がりです。ここに網がありましたが、ライギョは池に侵入しています。
森の木に登ってあちこち探検していました。子供にとっては大ジャングルです。大きな池の脇にあるカキの木の枝を渡ってる途中でイラガの幼虫に刺されてとても痛い思い覚えています。この森にはいろんな生き物がいて楽しかったです。戦後この家は衰退の道を辿っていましたが、それでも多くの親戚や使用人がまだいました。私がいる間にも住んでる人が減ってゆき何となく寂しい思いもしましたが、今から思うと天国の様に思えます。

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しただや三条の方は朝雨が降った様でした。
白根に戻ると晴れてきます。
今日はちょっと早くプールに来たのでゆっくりのんびり泳げました。












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