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半日ツアー始まる the half-day tour begins [八十里越え]

9月20日

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八十里越体感バスツアーの半日便が今日から始まりです。午前便、午後便があるんで結局一日中のガイドです。

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馬追沢にある4号トンネル現場です。今年はこの沢の中での工事がいろいろな箇所で行われています。

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馬追沢は大谷川の支流の一つですが、この関屋ツンネが見える5号橋梁P2がある広場はもう一方の大きな工事現場です。向こうの遠くに見える山並みが関屋ツンネで、ここを昔の八十里越街道が通っています。北越戊辰戦争の折に長岡藩の軍事総督である河井継之助がのもここです。

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午前便の帰り道に立ち寄ったボタ橋脇のブナです。この一帯もブナが美しいところです。

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午後便です。
午前便には友だちのカメラマンが隣の席に同乗してくれて、2人で漫才組んで楽しくガイド出来ました。午後は1人で、午前と同じコースを走ることもありイマイチ気分がのれません。ガイドとしてはそんなこと言っちゃいけないのですが、午前と同じネタを繰り返すのが午後便の辛いところです。

これも馬追沢にある2号橋梁です。この橋の上にも行きます。この橋の上から2号トンネル、3号トンネル、4号盛り土、4号橋梁と馬追沢の多くの現場が見渡せます。

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県境トンネルを越した福島県只見町の叶津川沿いです。ここで半日ツアーは折り返しです。八十里越街道方向に日が落ちます。秋が押し詰まるにつれてちょっぴりわびしい時間帯です。
越後側へと帰ります。
皆さんお疲れ様!








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2020年八十里越体感バスツアー始まる 2020 Hatinurigoe Bus Tour begins [八十里越え]

9月5日

コロナ禍で2020年八十里越体感バスツアー開始が遅れていましたが、マスク、消毒、定員を減らすなど対策して今日から開始です。9月5、6日の1泊ツアーで、星空観察とブナ林ガイドツアーの会津の自然体感の旅です。

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出発地の「道の駅 漢学の里しただ」は晴天ですが、午後の南会津町ほ雷雨の予報でした。

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国道252号周りです。
只見町は田子倉湖側から入ります。田子倉ダムサイトのレストランでランチです。ここは只見町の米焼酎・「ねっか」のメーカーが営業しています。「ねっか」で66%アルコールをコロナ消毒用に醸造しました。「米焼酎の豊潤な香りがする」とのことですが、あくまでも消毒用のアルコールとして作られたものです。

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田子倉湖に来る度に気にして見ているのが湖面の若宮神社の階段です。若宮神社は湖底に沈んだ田子倉集落の神社ですが、ダム完成に伴い高いところに移築されています。神社に至る階段部分はこのように湖底に残さました。湖水の増減で水面下に沈んだり、

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空中に現れたり、謎の”怪談“階段なんです。
これは2018年9月の写真です。始めこの状態で見たら広い湖面にポッつりある階段が不思議でなりませんでした。この階段で誰か処刑されたのか?なんて思い白い階段が不気味でした。ガイドで何度もここに来る度に気になって見るのですが何時も湖水に沈んでいて見ることが出来ません。ただ水面が広がってだけでした。
水面下ですが、今日久しぶりにその姿を確認出来ました。水に没しても本来達するべき若宮神社を求めて浮かび上がる階段の執念もしくは湖底の田子倉集落の怨念みたいなのを感じます。「”怪談”階段」です。

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只見町は先ず河井継之助記念館の見学をしました。コロナ禍で来館者も減り、私たちみたいにまとまった団体にガイドするのは今年初めてだそうでした。顔馴染みの名ガイドにお目にかかれたのも嬉しかったです。
その後、今日の宿泊地南会津町の高杖高原に行きました。あんなに晴れていた空ですが、だいぶ雲が出てきました。
これは我々の泊まる会津高原アストリアホテルから見た隣の会津高原ホテルです。

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少し雨も降ったり心配されましたが、食後暗くなり晴れ間が出だします。星空観察会を主催する地元天文グループ・Hoshinajoの人たちも迷いつつ開催することにしてくれました。ホテル裏のたかつえスキー場ゲレンデに出かけます。(右上)
でも、夜がふけるにつれ星が出て天の川など星々を見ることが出来ました。左上のカットの真ん中左のやや明るい星が土星、右の明るいのが木星です。天体望遠鏡で土星の輪や木星の衛星も見せてもらえました。
下の写真はHoshinajoさんがインスタにあげてくれた私たちと星空の写真です。Hoshinajo さんたちもコロナ禍と悪天候続きで今年初の観察会イベントだったそうでした。いろんな楽しい天体話をありがとうございました。皆さん大喜びでした。
「なじょ」と言うのは会津弁で「どうですか?」と言う言葉です。「ほしなじょ?」と言うのは「星どうですか?」と言うことです。会津アストリアホテルhttp://www.aizu-kougen.jp/enjoy-hoshinajoで、詳細は分かりますよ。

9月6日

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たかつえスキー場の朝です。
そう言えばバブル期に会社の仲間と東京から栃木の友だちとこの辺り一帯のスキー場にしょっちゅう来ました。高杖、高畑、だいくら、南郷と多くのスキー場を制覇してましたね。空いていて雪もよく楽しかった思い出です。バブルとも思わずに遊びまわっていましたが、今から思うとあの頃が私のささやかなバブルだったんですね。
昨日の星空観察会をした場所です。標高1,000mほどでシラカバも生え(左上)爽やかな朝です。星もよく見れるわけです。右上はアストリアホテルです。バブル期随分流行っていました。私たちは栃木の矢板もしくは東京からの日帰りで泊まったことはなかったです。

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メグスリノキの大木です。

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珪化木です。
今日の午前中の目玉は只見町の癒しの森ガイドツアーで、ガイドさんとの待ち合わせ場所の「森の分校ふざわ」の前にありました。ここで2人のガイドさんと会いました。お一人は何時もお世話になっている山が大好きな女性ガイドさんです。只見町にはたくさんのガイドさんがいてツアーで来る度に知り合いガイドさんにお目にかかるのも楽しみです。

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癒しの森ガイドツアーです。金山町との境の森でブナの美しさに癒される歩きやすいコースです。「国界の大ブナ」と呼ばれたマザーツリーが2013年春に倒れました。光が差し込みその周りからまた新しい命が育ってきています。そんなお話をガイドさんから聞きながら歩くツアーです。私は「国界の大ブナ」が倒れる前からここに来てるので只見歴も長くなったものです。これも八十里越えの縁です。人と人を繋ぐ道ですね。

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午後から八十里越体感バスコースの見学です。本来このバスツアーの目的であるコースですが最後になります。ま!いっかぁー。
県境トンネル只見町側(左上)、8号トンネル前広場(右上)、5号橋梁現場(下)と見どころを回ります。昼食後ながら皆さん眠気も催さず見学いただいています。ガイドがいいからと言うよりコースがいいのであります。

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眼下を流れる大谷川です。ボタ橋の上からの眺めです。

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大谷川からそれて馬追沢側の一帯です。今年盛んに工事をしているのがこの谷です。
4号盛り土です。
今年架った3号橋梁の先に4号トンネル掘削現場が見れるところです。
大谷川方向を見下ろすと2号橋梁が見えます。その先には笠堀ダムサイトから砥石沢へと繋がる尾根道がある山々があります。重い砥石を担いで運び出す人の転落事故を防ぐために道はホウキできれいに履き清められていたそうです。

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そこを下り2号橋梁です。
橋桁から両側へバランスをとりながら橋を伸ばして作る「ヤジロベエ工法」で架けられた橋です。(上)
今年から2号橋梁上に行けるようになりました。(下)下から2号トンネル、3号トンネル、4号盛り土、4号橋梁と工事現場のオンパレードが見渡せる場所です。

タップ八十里越現場を見てしただの道の駅に帰り着きます。長いようで短かった1泊2日は盛り沢山トリップでした。

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畑に行って今日の野菜を採って、お終い!お疲れ様ー。














生配信130回おめでとうございます。
浴衣パーリー!素晴らしい。皆さん素敵な浴衣だけどー、なつきーのはシックでいいねー!


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八十里越バスツアー9月開始! Hatijurigoe Bus Tuor starts in September! [八十里越え]

8月4日

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コロナウイルスで遅れていた2020年の八十里越バスツアーが、9月5日から始まります。
今日は、それに先駆け今年のコースの下見です。
ただし、諸々感染予防に配慮しての運行になります。乗車人数もこのように半減させ1台に付き11人です。今日も本番に合わせて席を開けて乗車します。

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今日は、本番の半日コースを想定しての見学です。
2号橋梁を潜ります。(上)
4号トンネルが見えて来ました。(下)

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4号盛り土です。(下)
ここから見る4号トンネルです。(上)

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一旦戻って2号橋梁の上に上がります。
上は2号橋梁上から振り返って見る4号盛り土方向です。(上)
下は2号橋梁と2号トンネルです。

今回ったコースは短い範囲内で多くのトンネル、橋梁工事が同時に見れることになります。

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大谷川沿いの工事用道路に戻り遡ります。
5号橋梁の3本の橋桁が出来ています。真ん中のP2は高さ85mになります。ここに5号橋梁本体をかける大工事は来年の作業になるそうです。

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8号トンネル前の広場です。
今日は平日で工事車両の行き来が盛んにあります。

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9号県境トンネルを越した只見側です。289号線最高地点です。
道路脇の山が崩れて来ない様に山側に一面にアンカーを打って抑えてあります。(上)
巨大なスノーシェッドの壁を伸ばして山側の抑えにします。その下部工事が進んでいます。(下)この工事は昨年は取り掛かっていませんでした。
このスノーシェッドが出来ると9号から10、11号トンネルにかけての間の道はずっと長いスノーシェッドに覆われて外が見えなくなります。
半日ツアーはここから引き返します。

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帰り道に榾橋(ボタバシ)で下車します。

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榾橋の下を流れる大谷川がきれいです。

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見学を終え「道の駅 漢学の里しただ」に戻りました。ここで今日の見学や今年のツアーについての打ち合わせと意見交換会です。
周りの田んぼが夕陽にキラキラです。コロナウイルスのせいで今年のツアーは短い期間だけの開催になりましたが、無事成功しますように!









コロナウイルス流行のせいで、メキシコのコロナビールは生産停止に追い込まれ、沖縄のオリオンビールも大幅減収減益だそうです。OMG!
皆さん!街で「3つ星」を見かけたら是非お買い求めいただき、「オジー自慢のオリオンビール」をサポートしましょネェー。
ありカンパーイ!




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八十里を越えた映画 movies about people who crossed Hatijurigoe [八十里越え]

2月23日

NPO しただの里主催の「八十里越フォーラム・八十里を越えた映画」のお手伝いに行って来ました。
今年公開される、「峠 最後のサムライ」と「瞽女 GOZE」の2本の映画にちなんだ講演です。

第一部



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小林ハル最後の弟子と言われる萱森直子さんの瞽女唄演奏と元NHKアナウンサー・國井雅比古さんの語りです。

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第二部

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「峠 最後のサムライ」助監督の酒井直人さんと國井雅比古さん、

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これはその映画に出て来る町人ですが、今回主催のNPO しただの里理事長の大竹晴義さんです。今回の公演成功おめでとうございます。

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「瞽女 GOZE」の監督の瀧澤正治さん、萱森直子さん、國井雅比古さんの対談です。

私はここで退出しましたが、
第三部は再び萱森直子さんの瞽女唄演奏でした。

瞽女唄の迫力にはとても感動しました。


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サヨナラ叶津番所! Farewell to Kanozu Gardhouse! [八十里越え]

2月10日

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叶津番所です。
八十里越えの只見町側の番所です。越後側にはしただの葎谷に置かれていたのですが、現在はその跡地に木の杭が立っているだけです。会津藩時代にはこの側に番所があったのですが、幕府直轄となってから叶津村名主 長谷部家の居宅に番所を移しました。これがその建物です。長谷部家は代々名主役と口留番人役人を兼ねる身分のため、奥座敷があったりと立派な造りの建物になっています。

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この度もこの叶津番所さんにいろいろお世話になりました。今日は来た道を(会津坂下経由で)帰ります。
上は目の前の叶津川にかかる只見線です。
2011年7月新潟福島豪雨で会津川口駅〜只見駅が普通になっています。現在復旧工事が始まり、全線開通は2021(令和3)年度を目指すと報じられています。

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只見町雪まつり Tadami Snow Festival [八十里越え]

2月9日

今日は只見町に久しぶりに行きます。

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7時に野球場に集合なんで家を早く出ます。道が凍っていて怖いっす。奥に向かう車が笹岡のトチノキ並木の辺りでスリップしてバス通りから田んぼに落ちています。荻堀の中心部でイタチが目の前を横切ります。いろいろありますね。朝は皆さん忙しいねぇ。まあ、しただの繁華街だけどこの辺はクマも出るんだからイタチなんか日常茶飯事だす。
Oさん、Tさんとで久々の3バカトリオが野球場に集合です。

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冬季は魚沼からの国道252号が閉鎖ですから、磐越道で会津坂下周りの国道252号です。えらい遠回りです。
途中で金山町の大塩天然炭酸水井戸に立ち寄ります。酸っぱくて美味しい水です。
昨年長岡の人がこの井戸に落ちる事故が起きてます。その後上に金網がかけられています。今はコンコンと湧いていますが夏場は枯れているらしいです。今はとても落っこちようのない感じです。

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只見川を遡り、只見町中心部を左折して伊南川方向、布沢方面にゆきます。
こちらの郷土史家の先生のお宅にお邪魔します。「峠」の連載が終わった司馬遼太郎が1974年に只見町を訪れた時に案内をされたと言う大変な先生です。(下)
一応、八十里越えの話なども聞かせていただきました。宝暦、天明、天保と何度も飢饉の被害にあっているこの地方です。八十里越えはその都度越後と南会津地方の窮地を救った歴史があります。天明、天保の飢饉では越後の救援米が会津の人たちの命を救いました。宝暦の飢饉では越後の子供たちが奥会津に連れて来られたりした記録があるそうです。中越の子供たちとありましたが、「おおつまり」と言う地名が出ていました。会津、越後から長野、関東へと行く経路であった十日町、津南の妻有(つまり)のことでしょうか。とかね。
お宅の庭はここのところの急な雪降りでたっぷりの雪ですが、つい先日まで全く雪が無かったそうです。(上)そのあたりはしただも只見も同じです。

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珍しい奥様の郷土料理をたくさんいただきました。ご馳走様でした。
赤カブやニシンの麹漬けなどをいただき、いろいろ只見料理の話を伺っているうちに先生のお宝が出てきました。ウグイの飯寿司です。ウメー!感動して大騒ぎしてたら、さらに珍味のお宝が出てきます。ウグイの身を飯寿司にして、残りのワタを塩辛にしたものです「ナッチモノ」と言われる代物で、アユのウルカみたいなものです。平成28年と昨年のものです。平成の方はやや痺れる味がします。先生はこれをアツアツのご飯にのせてチビチビ楽しんでおられるのでしょうね。貴重品をありがとうございました。

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話も尽きず先生宅にだいぶ長居してしまいましたが、お暇して只見駅前の雪祭り会場へ行きます。雪不足で心配されたのですが、このところの雪で何とか様になったようです。とは言え東京駅を模した雪像の雪は八十里越えの方から運んで来たとのことで、例年の半分ほどの規模です。

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子供たちは大喜びです。
例年は会場の周りにカマクラが並びますが、今年は工事用のコンテナハウスが並んでいます。
その1つに入ってみるとシドニーからの若いカップルがいました。男の子は初めての日本女の子は只見雪まつり2回目だそうです。去年来て気に入ってボーイフレンドを引っ張って来たそうです。背の高い男の子より女の子がしっかりしてて、オーストラリアも日本も同じだなぁー!なんて感じちゃったり。
只見高校の女子高生もコンテナハウスに居たよ。只見も女子高生(1年生)はかわいいさー!
そう言えばここの雪まつりもそうですが、只見線目的の外国人も随分いました。

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一旦、今日の目的地の叶津番所に行きます。
こちらも何とか雪化粧してます。

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夜は雪まつりの花火大会見物です。
なかなか寒いです。

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2019年最終ツアー the last bus tuor of 2019 [八十里越え]

11月3日

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今日が今年の八十里越体感バスツアーの最終日です。
2020年6月最終週から再開されるでしょうが、雪でそれまではお休みです。
今日はバス4台満車で運行です。(上)
下は道の駅向かいの漢学の里・諸橋轍次記念館です。この辺でも紅葉がはじまっていますから、八十里越方面の紅葉は最高潮でしょう!

私もガイドするつもりで道の駅にやって来たのですが、当番予定じゃ無かったみたいです。ポカやっちゃったよー。ずっと以前から予定表に記入ミスがあったみたいです。手書きじゃ無くiPadのカレンダーアプリです。自動入力みたいな便利機能が仇になったのかな?いや!悪いのはアプリじゃなく私が悪いんです。でも手書きが確実かな?仕事の緊張感の無さ?ボケ?
昨日、「俺、明日ガイドで乗るからまたあいましょう!」なんて今日くる人に言ってたのにカッコ悪い!まあ今回は人に迷惑かけたわけじゃ無いけど気をつけないと!

と言ったわけで今日は皆さんのお見送りのみでひきあげました。とにかく今年もツアー無事終了です。来年また皆さんに、もっと八十里越を楽しんでいただきたいものです。

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さて、バスに乗らなくても、やんなきゃいけないこと山積みです。
気分入れ替えて薪割りです。薪割り自体は薪割り機のおかげでラクラクですが、薪小屋の積み替えが大変です。何日かかかりますが、ガンバリましょねぇー!

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カモシカ、カメムシ Japanese serow, stink bug [八十里越え]

10月20日

今日は八十里越体感バスツアーのガイドです。1日便です。県境を越え、只見町、国道252号、六十里越、国道290号を経由してしただへと一周するコースです。

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これは8号トンネル手前地点からの鞍掛峠方向の紅葉です。雲のかかった左側の山が鞍掛山で、その右下辺りが峠になります。紅葉のピークは来週あたりでしょうか。これより先の標高差100mほど上になる只見町側の国道289号最高地点辺りが今紅葉のピークでした。今日、その辺りはバスが停車せず眺めるだけの通過でした。

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この8号トンネル手前では、国交相からの工事説明を聞くために下車しました。
後ろの7号トンネルを振り返ります。トンネル坑口上の切り立った崖で白いものがわずかに動きました。

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かなり遠いですがニホンカモシカです。この位置で見かけのは2度目です。ここへは雨上がりの時よく出てくるのだと、以前ここで7号トンネル工事にあたっていた建設会社の方が教えて下さいました。ここでの工事が終わりもう別の所に移られました。トンネル工事のスペシャリストのようでした。カモシカを見てその人を思い出しました。
それにしても八十里越体感バスの通る工事区間は、クマ、カモシカ、サル、イヌワシ・・・と、野生の王国です。クマだけはこのツアーで見かけていません。カモシカは、このポイントの2回を含め5〜6回見てます。

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県境を越え只見町を行きます。叶津第1トンネルです。福島県の作ったトンネルです。県中心部の方から昇順に番号を付けてるようです。ここまでの国交相の工事区間の橋、トンネルは新潟県中心部からの昇順です。どうでもいいことですけどね。
叶津川を下り叶津に出て左折し塩澤へ向かいます。

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塩澤は河井継之助が没したところです。ここにある河井継之助記念館と継之助の墓を見学します。私のに乗る2号車は目黒ガイドさんが解説してくださいます。いつもながらの名調子です。それだけよく河井継之助や当時の歴史も研究もされているんです。
今日はいつもに増して多くの見学者が訪れています。そのことを訪ねると、戊辰戦争150周年だった昨年の入館者数を今年はすでに越しているのだそうです。河井継之助ブームが来ているのかも⁈

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来館者は継之助ファンだけじゃなくカメムシも多いみたいです。
そう言えばしただの我が家も今年は大いにカメムシブームです。



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半日便を2回 2 half-day drives a day [八十里越え]

9月29日

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今日は八十里越体感バスのガイドで午前便、午後便の2回乗車です。半日便の場合、基本この2回乗車です。
あいにく曇り時々雨の空模様ですが、お客様は熱心に見学していただいています。何しろこのバスツアーでないと来れない秘境ツアーですからね。午前、午後便ともにバス4台での運行です。

写真は8号トンネル前の広場から見た烏帽子山の刀掛と言う鋭い岩峰です。しただから見ると2つの峰でその又に刀を掛けられるような形ですが、ここからの眺めでは峰が重なって1つのピークに見えています。奥の烏帽子山は霧の中です。霧に包まれて今日はひときわ鋭いピークに見えています。昔の八十里越えの道は刀掛の手前側を通っています。

8号トンネル前で国交省の今回のツアーの概要を聞き、8号と県境の9号トンネルを越して福島県側へと向かいます。

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9号県境トンネルを福島県県側に抜けたところです。半日便の場合はこの国道289号最高地点(海抜約650m)まで来て新潟県側に引き返します。てまえの川は叶津川で、只見町の叶津で只見川に合流します。

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叶津川に流れ込む無名の滝です。この辺りは標高が高いですが、紅葉はまだわずかです。

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新潟県側に戻り紅葉の名所であるボタ橋でも下車して大谷川の渓谷美を見ていただきます。紅葉最盛期にはとても美しいところです。

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一旦ゲート近くまで戻り、大谷川に合流する馬追沢に入ります。こちら側にもう1つの工事現場があり4号盛り土まで行きます。下には2号橋梁が架かっているのが見えます。
ここが最後の下車見学地点です。あと少し下ってゲートを出れば秘境脱出です。
八十里越体感バスツアーは雨でも興味尽きない大自然と歴史ロマンの道です。

同じコースを日に2回ると、午後からこのネタはさっき言っただろうか?それとも午前中に言っただけだろうかわからかなくなりやりにくいです。なに分素人ガイドなので苦労します。

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八十里越体感バス半日便開始 half-day course of bus tour has begun [八十里越え]

9月22日

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八十里越体感バスツアーの半日便が今日から運行です。
紅葉シーズンはもう少し先でが、暑さも一段落し、8号トンネル前(上)の広場も少し秋めいてきました。
樹種などによってはわずかに色づいたものもあります。下はウリハダカエデです。

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半日便は9号県境トンネルを出た7号橋梁を渡ったところで折り返しです。御前便はバス4台で運行です。(下)
叶津川東側の山は崩れやすく、現に平成23年7・29水害では崩れ落ちています。そこで様々な山崩れ防止工事後に7号橋梁が架けられました。(上)

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戻って来て、5号橋梁建設現場です。
ここは昔の八十里越街道が直接眺められる唯一の場所でもあります。向かいの高い尾根は関屋ツンネと呼ばれます。この関屋ツンネの稜線上に天保古道、その下の斜面にほぼ水平な明治新道が通っています。
手前のバス横原の写真は関屋ツンネの残雪期のものです。明治新道が残雪の白いラインで分かります。
右側が吉ヶ平(越後側) で、東側は魚沼市(会津側)です。
河井継之助一行は稜線の天保古道を右から左へと落ち延びたのです。

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さらに下り、紅葉の名所であるボタ橋で下車しました。大谷川の渓谷は僅かに色づいた程です。遠くの尾根には裏八十里と言う只見の蕗平へ通う道がありました。

若い頃、塩野淵林道(今の工事用道路・バスが通っている道)辺りに山菜採りに連れて来てもらったと言う88歳のお婆ちゃんがお客様におられました。昔の思い出の地を懐かしみに高校教師をされていた息子さんと来られたそうです。とてもかわいらしいお婆ちゃんで一生懸命昔話をされます。よくよくお話を伺うと白根の庄瀬からだそうで、私の庄瀬の友だちのこともご存知でした。皆さんがボタ橋見物に行っている間ずーっと車内でお婆ちゃんと話し込んでしまいました。
道路工事の始まる前にこの辺りの山に入った思い出を懐かしんで、バスツアーに参加される方も多くいます。
お婆ちゃんにバスツアーを楽しんでいただいて嬉しかったです。

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